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2023年03月18日

【小倉正男の経済コラム】古民家ビジネス 買い手は海外勢、「ヴィンテージ」を評価

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■ローカルからグルーバルに発信

 京丹波町、京都府のほぼ真ん中に位置し里山が広がっている。福知山市などと並んで「森の京都」といわれている地域である。人口は1万2000人強、以前は1万5000人が住んでいた。人口減少は進行するばかりである。

 京丹波町の里山に古びた大きな門構えの古民家を取材した。田んぼの真ん中に石垣に囲まれた豪壮なその古民家は旧床屋屋敷で250年前の建物とされている。ざっくり250年前を調べると江戸時代中期(宝暦・天明期)にあたる。側用人・老中の田沼意次が権勢を振るっていた時期ということになる。

 旧庄屋16代当主が「古民家仕舞い」を決意して売却した。「17代」の新当主となったのは米国人である。米国在住だが、日本建築が好きで古民家などを欧米に紹介して販売する会社を立ち上げている。旧床屋屋敷は、その拠点のオフィスに活用する。屋敷、酒造蔵、屋敷内の掛け軸など旧い什器、土地台帳といった古文書、山林の一切合切を購入した。「円安ドル高」という為替動向も海外からの古民家購入には支援材料になっている。

 この古民家売買の間に入ったのが中川住研(亀岡市)である。中川住研は、30年前から古民家を取り扱ってきた実績がある。この旧床屋屋敷を2022年9月に仕込んで23年1月に売却を果たしている。中川克之代表取締役は、「古民家はたくさんある。ただ、売り物件は多くはない。古民家の価値を評価しているのは欧米、中国など海外の個人客だ。当社はローカルからグローバルに発信している」と自社のビジネスモデルを語っている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:44 | 小倉正男の経済コラム

京写、香港子会社の取引先に「取立不能又は取立遅延のおそれ」発生し特損を計上、ベトナムなどに移管済みで来期への影響ない見通し

■供給責任あり早めに判断、純利益は赤字に見直すが売上高は増額修正

 京写<6837>(東証スタンダード)は3月17日の夕方、子会社・京写香港の取引先の債権に取立不能又は取立遅延のおそれが生じたため、特別損失8.37億円を計上すると発表した。あわせて今期・2023年3月期の連結業績予想を修正し、売上高は従来予想を4.3%上回る見込みとしたが、当期純利益はこれまでの3.6億円の黒字から5.4億円の赤字に見直した。期末配当もこれまでの1株6円から3円の見込みに修正した。

■ベトナム工場の生産量が増加、生産ラインを増設対応中

 ただ、この取引先とのビジネスは、「すでに京写ベトナム工場での生産と一部日本国内での生産に移管し終えている」(会社側)とし、来期の業績への影響はなく、特別損失の計上も一過性にとどまるとした。

 発表によると、この取引先は、主に自動車向けの両面・多層プリント配線板を製造し、京写グループに納入していたが、中国での新型コロナ長期化、再拡大の影響で、断続的な操業中断や納期遅延が生じるようになっていた。京写香港では、支払猶予や前払等の資金支援を実施し、生産体制の整備や計画的な納期の遵守を求めてきたが、改善に至らなかった。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 06:25 | IR企業情報