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2023年05月05日

【小倉正男の経済コラム】米国金融異変 パウエルFRB議長の「戸惑い」

■預金流失、「取り付け」が銀行破綻の原因

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 米国の金融システムに異変が生じている。短期間のうちに中堅3銀行の破綻が相次いでいる。どこからみても尋常な状態とはいえない。

 「金融システムは健全で強靱だ。預金者は保護される」(バイデン大統領)。金融当局も、「金融異変」については否定している。しかし、専門筋の多くはそれほど楽観的ではない。さらなる銀行の破綻めいた動きが発生してもおかしくないといった見方は一掃されていない。

 最初の銀行破綻は、3月10日のシリコンバレーバンク(SVB)である。シリコンバレーバンクは、顧客がスタートアップ企業であり、預金を米国債、不動産関連のモゲージ証券など債権で運用していた。しかし、金利上昇から既存の債権価格が下落し含み損を抱えた。財務脆弱という懸念から、大量の預金流失が起こった。破綻にいたったのは、預金の流失であり、いわばスマホを使った「取り付け」=預金移動で破綻している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 20:40 | 小倉正男の経済コラム