■天皇杯で熊本が神戸を撃破!J2最下位からの奇跡のジャイキリ(番狂わせ)
今週の当特集は、門外漢を承知で敢えてサッカーの天皇杯から話を始めることにしたい。天皇杯は、プロリーグのJ1、J2、J3からアマチュア、大学生、高校生までカテゴリーに関係なくすべてのチームに出場資格があり、トーナメント方式で日本一を決める伝統のあるスポーツイベントである。試合は、45分ハーフの90分で争い、決着がつかなければ延長戦を戦い、それでも勝負がつかなければ、最後はペナルティキック(PK)戦で雌雄を決する。
トーナメント方式の面白さで、一発勝負の怖さと運なども味方してカテゴリーの下のチームが、上のチームを破る「ジャイアントキリング」もよく起こる。昨年は、JリーグのJ2に所属するヴァンフォーレ甲府が、並み居るJ1チームを打ち破って日本一に輝き「ジャイキリ」(ジャイアントキリング:番狂わせ)を実現した。今年も、8月30日に準々決勝を終わってベスト4が出揃ったが、この準々決勝でもJ2のロアッソ熊本が、J1のヴィッセル神戸をPK戦で打ち破った。熊本のJ2での順位は現在、20位でJ3への降格圏ギリギリに位置し、対して神戸は、昨3日に逆転勝利してJ1の首位に返り咲き優勝争いのトップに躍り出ており、まさに「ジャイキリ」となった。
■33年ぶり高値更新のTOPIXに隠れた「ジャイキリ」候補は?
なぜ天皇杯の話を持ち出したかといえば、前週1日の9月相場の月初商いには、これも個人的な思い入れで申訳ないが、小さな変化ながら「ジャイキリ」を予兆させるような値動きがあったからだ。日経平均株価は、5営業日続伸し、東証プライム市場の売買代金も3兆円台と活況を取り戻し、東証株価指数(TOPIX)は、終値でバブル相場崩壊後の高値を33年ぶりに更新した。ただこの日経平均株価とTOPIXを比べると、日経平均が前場の日中高値から、大引けにかけ値を消して値上がり幅を縮小させたのに対して、TOPIXは高値で強張るなどの対照的な動きをみせた。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:27
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