■九州で進むFintechと水素のビジネスチャンスに乗るイベント関連株の見通しは?
投資スタンスの延長線上に浮上を期待したいのが、「Japan Weeks」で各種開催されるイベントの関連株である。その一つは、福岡県、福岡市が開催するビジネスマッチングイベントであり、もう一つは在日フランス商工会議所が開催する水素イベントである。
ビジネスマッチングイベントは、九州の企業の資金調達と国内外のFintech企業との連携させることによりビジネス機会を創出してFintech企業の福岡進出を促すことを目的としている。地元の地銀株のほか、現在、九州地方で進出ブームとなっている半導体関連株が要注目となる。また水素イベントでは、このところやや物色の圏外となっていた水素関連株の再浮上が有力となる。また日本が、国際金融センターとしての存在感を高める展開となれば、オフィス需要の拡大から不動産株の出番も迫ってくるはずである。ホームラン狙いの決め打ちは難しくても、振り遅れても内野手と外野手の間にポトリと落ちる進塁打狙いならば期待に応えてくれそうである。
■九州関連の地銀株と新工場進出の半導体関連株にも再脚光
福岡県、福岡市のイベント関連で、まず再浮上するのは地銀株である。コード番号順にあげると九州フィナンシャルグループ<7180>(東証プライム)、西日本フィナンシャルホールディングス<7189>(東証プライム)、ふくおかフィナンシャルグループ<8354>(東証プライム)、大分銀行<8392>(東証プライム)、宮崎銀行<8393>(東証プライム)、筑邦銀行<8398>(福証)、南日本銀行<8554>(福証)、宮崎太陽銀行<8560>(福証)となる。九州地区の地銀は、すでに九州FG、西日本FH、ふくおかFGの3行をメーンに経営統合が進んでいるが、なお業界再編途上にあるとの観測が続いている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:09
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