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2024年01月15日

【マーケットセンサー】日経平均急騰、バブル相場とは違う?

■需給相場か、海外投資家主導か?

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2024年の日経平均株価は、大発会以来わずか6営業日間で2111円高の急騰を演じている。バブル相場当時の史上最高値3万8915円への更新も視野に入る。

 需要主体は、ピンチの売り方が踏み上げに追い込まれた需給相場、海外投資家主導、買い遅れたファンド筋の出遅れ買い、あるいは新NISAによる個人投資家のニューマネーの市場デビューなど、さまざまな見方があるが、バブル相場当時と大きく異なるのは、上場会社の「稼ぐ力」の違いである。

 当時は、バブル株価の上値をさらに買い上がるセールストークに苦労し、個々の銘柄の株価もPBRが100倍にもなるなど、割高感が強かった。しかし現在は、PBRが1倍を下回る銘柄も多数あり、上場会社は新たに市場デビューしてくる新NISA口座開設のビギナー投資家向けなどに自社株価の優位性をアピールすることが迫られている。

2024年01月15日
【株式市場特集】業績好調で株主還元も充実!EPSランキング上位の注目銘柄
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:37 | コラム

【株式市場】日経平均は324円高、台湾株堅調で中国との関連に安心感、後場一時3万6000円台に乗り6日続伸

◆日経平均は3万5901円79銭(324円68銭高)、TOPIXは2524.60ポイント(30.37ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は15億5966万株

 1月15日(月)後場の東京株式市場は、台湾株が高いため、中国との関係はひとまず安堵感とされ、住友商<8053>(東証プライム)などの商社株が一段高で始まり、半導体向け素材の信越化<4063>(東証プライム)も一段高、TDK<6762>(東証プライム)旭化成<3407>(東証プライム)も一段と強含み、大成建設<1801>(東証プライム)などの建設株も一段と強含んだ。日経平均は13時頃にかけて一段と上げ、一時3万6008円23銭(431円12銭高)まで上げ、大引けは3万6000円台を持ち越したが大幅高で6日続伸となった。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:52 | 今日のマーケット

ELEMENTSは決算見通しの赤字半減が好感され1か月半ぶりに400円台を回復

■11月決算の発表は今日15日を予定、今期見通しにも期待強まる

 ELEMENTS<5246>(東証グロース)は1月15日、17%高の427円(63円高)まで上げた後も415円前後で売買され、約1か月半ぶりに400円台を回復して下値圏から出直っている。14日の15時に2023年11月期の連結決算予想の増額修正を発表し、各利益とも赤字半減の見込みとし、注目集中となった。11月決算の発表は、きょう15日を予定している。今期の見通しなどに期待が強まっている。

 23年11月期の連結業績予想は、プロダクトの選択と集中により開発費用削減を推し進めたことに加え、第3四半期から『LIQUID eKYC』に係る開発費用をソフトウエア資産に計上したことなどにより経費削減が進み、営業利益はこれまでの348百万円の赤字予想から125百万円の赤字予想に見直した。親会社株主に帰属する当期純利益はこれまでの670百万円の赤字予想から338百万円の赤字予想に見直した。(HC)

■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:50 | 業績でみる株価

扶桑薬品が後場急動意、株主優待制度の新設に好感買い集まる

■400株以上の株主を対象に2024年3月末現在の株主から実施

 扶桑薬品工業<4538>(東証プライム)は1月15日の13時に株主優待制度の新設を発表し、株価は発表前の1990円(20円高)前後から一気に6%高の2080円(110円高)まで上げ、約3か月半ぶりに2000円台を回復している。

 毎年3月31日現在で400株(4単元)以上を保有する株主を対象とし、保有株式数に応じて優待ポイントを進呈、株主は、特設ウェブサイト「扶桑薬品工業・プレミアム優待倶楽部」において、約5000種の掲載商品から商品を選択する。保有株数が400株から499株の場合は4000ポイント(4000円相当)、500株から599株の場合は6000ポイント(6000円相当)、など。2024年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された株主を対象として開始する。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:29 | 材料でみる株価

日本取引所Gが上場来の高値に進む、日経平均の34年ぶり高値など好感、大相場の前兆の見方も

■証券株も高い、辰年は十二支の中で上昇率が最大とのデータ

 日本取引所G(日本取引所グループ)<8697>(東証プライム)は1月15日、一段高となり、後場は5%高の3351.0円(164.0円高)で取引を開始、株式分割を考慮した実質的な上場来の高値を2日連続更新している。このところの株式市場が活況高を続け、日経平均は前週半ばからバブル相場崩壊後の高値に進み、15日は1990年2月以来の高値を5日連続更新したことを受け、『胴元』である同社株にも注目が強まっている。

 証券株にも高値更新や戻り高値更新が目立ち、大和証券G本社(大和証券グループ本社)<8601>(東証プライム)は15日、5%高となって2008年以来の高値に進み、野村HD(野村ホールディングス)<8604>(東証プライム)も5%高で2018年以来の高値に進んでいる。

 証券株や取引所の株が活況を呈するのは、ひとつの相場の最終局面との見方がある一方、さらなる大相場が始まる前兆・前触れとの見方もある。直近は、日経平均が5日間で2000円高の連騰となっているため、上げ一服の反落が到来しても不自然ではない局面といえるが、今年(2024年)は『辰年』で、辰年は「十二支のなかで最も上昇率が高いというデータがある」(日経電子版2023年12月22日より)とされ、1950年以降の日経平均の年間騰落率をみると、辰年は2012年のアベノミクス相場までで平均28.0%高と最高を維持しているという。こうした経験則から、今回の取引所株・証券株高は、さらなる大相場の前兆との見方が優勢のようだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:02 | 材料でみる株価

大林組、鉄道でグリーン水素を輸送しCO2排出量を8割削減

■再生可能エネルギーによる水素製造と輸送でグリーンな状態を目指す

 大林組<1802>(東証プライム)は15日、グリーン水素の輸送手段として鉄道を利用し、CO2排出量を大幅に削減したと発表。これは、建設現場で水素燃料電池を用いた電力供給の一環として行われたものである。

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 グリーン水素とは、再生可能エネルギーにより製造される水素のことで、製造時にCO2を排出しないという特徴がある。大林組は、大分県玖珠郡九重町でグリーン水素を製造し、兵庫県神戸市の建設現場に輸送している。従来はトラックによる輸送を行っていたが、長距離輸送時のCO2排出量を削減するために、鉄道を利用することにした。

 鉄道による水素輸送は、日本貨物鉄道株式会社、全国通運株式会社、江藤産業株式会社の協力を得て実現した。この結果、1回の輸送にかかるCO2排出量は、トラックによる場合の0.347tから鉄道による場合の0.062tに82%削減された。これは、国内初の取り組みである。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:20 | プレスリリース

【株式市場】前場の日経平均は293円高、自動車株など高安混在だが物色強く6日続伸基調で連日高値を更新

◆日経平均は3万5870円73銭(293円62銭高)、TOPIXは2520.01ポイント(25.78ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億8707万株

 1月15日(月)前場の東京株式市場は、為替が円高気味で始まったことなどを受け、自動車株や電気精密株などは高安混在となったが、半導体関連の中ではディスコ<6146>(東証プライム)が生産設備の拡充報道を受けて活況高となり、アドバンテ<6857>(東証プライム)は業績期待などで次第高など、買いの強さがうかがえた。日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株が軒並み値幅を伴う上げとなり、紅海、ペルシャ湾の軍事緊張など材料視。日経平均は取引開始後の32円79銭安(3万5544円32銭)を下値に次第高となり、午前10時過ぎに上げ幅200円を超え、前引けにかけて298円93銭高(3万5875円94銭)まで上げ、1990年2月以来の高値を5日連続更新した。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:14 | 今日のマーケット

【話題】JAXA、小型月着陸実証機SLIMの着陸降下準備フェーズへ移行

■月周回軌道に投入されたSLIM、遠月点降下マヌーバを正常に実施

 JAXAは15日、小型月着陸実証機(SLIM)の着陸降下準備フェーズへの移行を発表した。SLIMは、月周回軌道に投入された後、正常に遠月点降下マヌーバを実施し、高度約600kmの円軌道に入った。今後は、近月点降下マヌーバを行い、1月20日に月面着陸を目指す。月面着陸の様子は、JAXA YouTube公式チャンネルでライブ中継される予定。

■JAXA | 宇宙航空研究開発機構
https://www.youtube.com/user/jaxachannel
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:05 | 話題

富士フイルムは熊本拠点に約60億円を投資、イメージセンサー用カラーフィルター材料の生産拠点を新設

■2030年度には5000億円の売上を目指す

 富士フイルムホールディングス<4901>(東証プライム)グループの富士フイルムは15日、電子材料事業の拡大を目指し、熊本拠点に約60億円を投資して、イメージセンサー用カラーフィルター材料の生産設備を導入すると発表した。イメージセンサーは、デジタルカメラやスマートフォン、自動車やセキュリティ機器などに使われる半導体で、市場は年率約7%で成長すると見込まれている。

 同社は、静岡、台湾、韓国に続き、熊本での生産拠点を構築することで、品質と供給の安定性を高めるとともに、新規製品の開発と市場導入を加速させるという。また、半導体製造プロセスの基幹材料であるCMPスラリーの生産設備も2024年1月に稼働させる予定で、米国の半導体材料メーカーの買収により強化した製品ラインアップやグローバルな供給体制を活かし、2030年度には電子材料事業で5000億円の売上を目指すとしている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:59 | プレスリリース

クックビズは11月決算の最高益など好感され一時ストップ高

■今期は売上高26%増、営業利益21%増を見込む

 クックビズ<6558>(東証グロース)は1月15日、急伸相場となり、午前9時40分過ぎに一時ストップ高の1473円(300円高、26%高)まで上げた後も1470円前後で売買され、約4か月半ぶりに1400円台を回復している。12日の15時に発表した11月決算(2023年11月期)で連結営業利益が過去最高を更新したことなどが好感されている。

 23年11月期は、売上高が26億65百万円となり、当年度から連結財務諸表を作成したため前期比較なしだが、飲食業界に特化した求人情報サイト「cookbiz」で行う人材紹介・採用総合パッケージなどが大幅に回復した。今期・2024年11月期の連結業績見通しは、売上高を33億50百万円(前期比25.7%増)、営業利益を3億51百万円(同21.1%増)、親会社株主に帰属する純利益は3億63百万円(同36.0%増)とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:25 | 業績でみる株価

ケイブは一時ストップ高、第2四半期の売上高9倍、新規ゲーム絶好調でスタート

■6〜11月は営業、経常利益が黒字に転換

 ケイブ<3760>(東証スタンダード)は1月15日、買い気配の後ストップ高の1654円(300円高、22%高)で始まった後も1600円台で売買され、急伸相場となって約2か月ぶりに1600円台を回復している。12日の15時に発表した第2四半期連結決算(2023年6〜11月・累計)で売上高が前年同期の9.4倍になり、営業利益、経常利益は前年同期比で黒字に転換、注目集中となった。5月通期の業績予想は、現時点で合理的な業績予想の算定ができないとして引き続き開示を見送ったが、期待の膨れる相場になっている。

 6〜11月は、新規ゲーム「東方幻想エクリプス」の公式サイト、公式Xアカウントの公開を23年9月15日に行い、同年11月22日、正式にリリースした。先行して行われた事前登録では登録者数が20万人を超え、リリース後はダウンロード数が想定を大幅に上回り、売上目標達成率も初月177%の結果となった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:59 | 業績でみる株価

サインポストがストップ高、第3四半期の営業利益など黒字化し通期の予想を増額修正

■コンサルティング事業の稼働高水準、経費の大幅抑制効果など寄与

 サインポスト<3996>(東証スタンダード)は1月15日、急伸し、取引開始後にストップ高の450円(80円高、22%高)で売買された後もストップ高を交えて売買され、約5週間ぶりに450円台を回復している。12日の15時に第3四半期連結決算と2月通期の連結業績予想の増額修正を発表し、通期の営業利益は従来予想の2.2倍の66百万円に引き上げるなどで注目を集めている。2月開催予定の臨時株主総会で資本金の減少が決議されることを前提に、租税公課の減少すること等を織り込んだ。

 第3四半期連結決算(2023年3〜11月・累計)は売上高が前年同期比12.2%増加し、営業利益と経常利益が前年同期比で黒字化した。コンサルティング事業は高水準の稼働が続き好調で、イノベーション事業は販売が計画を下回ったが、利益面では販管費全般の支出を大幅に抑制してきた効果に加え、資本金の減少にともなう租税公課の減少が寄与する見通しに見直した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:23 | 業績でみる株価

リンガーハットは昨年来の高値を更新、第3四半期の各利益黒字化など好感

■売上高は計画を下回るが原価率低下、通期予想に強気で臨む

 リンガーハット<8200>(東証プライム)は1月15日、一段高で始まり、取引開始後は6%高の2567円(138円高)まで上げて約7か月ぶりに昨年来の高値を更新し、2020年以来の水準に進んでいる。長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」、とんかつ店「Mかつ」を運営し、12日の15時に発表した第3四半期連結決算(2023年3〜11月・連結)が各利益とも前年同期比で黒字化、買い先行となった。

 3〜11月は、連結売上高が前年同期比8.0%増の296億72百万円で、計画を5億88百万円下回った。しかし、既存店売上高は主力の「リンガーハット」が10.7%増加し、「Mかつ」も4.8%増加し、原価率は1.8ポイント低下した。営業利益は4億85百万円で、前年同期の6億円の赤字から大きく回復した。通期の連結業績予想は営業利益11億円などと全体に据え置き、「目標達成に向けて各種施策に取り組んでいくことを勘案し、通期予想を据え置く」(決算説明資料)とした。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:51 | 業績でみる株価

ローソンが一段高、第3四半期決算と通期業績予想の増額修正を好感

■IFRS移行で単純比較できないが2ケタの増益率で好調確認

 ローソン<2651>(東証プライム)は1月15日、一段高で始まり、取引開始後は7%高の7909円(516円高)をつけて2017年以来の7900円台に進んでいる。12日の15時に第3四半期決算と2月通期の業績予想の増額修正を発表し、好感買いが先行している。

 第3四半期の連結業績(2023年3〜11月・累計、IFRS)は、前連結会計年度末からIFRS基準での作成になったため、第3四半期末の業績までは前期比較できないが、事業利益は前年同期比36.0%増の752億81百万円となり、前年同期の553億56百万円に対し約36%増加した。2月通期の連結業績予想は全体に小幅増額修正し、事業利益は従来予想を3.5%上回る880億円(前期比36.8%の増加)とした。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:21 | 業績でみる株価

ヒーハイストは下値固め完了、24年3月期営業黒字転換予想

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。工作機械や半導体製造装置などに使用される直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。成長戦略として、中長期的な自動化関連の需要増加に対応するため、直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。24年3月期は営業黒字転換予想としている。自動化関連の需要拡大に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的には直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は上値が重くモミ合う形だが下値固め完了感を強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:19 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

京写は調整一巡、24年3月期は上振れの可能性

 京写<6837>(東証スタンダード)はプリント配線板の大手メーカーである。片面プリント配線板については世界最大の生産量を誇っている。中期成長に向けてグローバル生産・販売戦略、企業間連携戦略、効率化戦略、技術戦略、財務戦略、人財戦略を推進し、独自のスクリーン印刷技術を活用してグローバルニッチトップメーカーを目指すとしている。24年3月期はベトナムにおける受注増加、国内における自動車向け受注回復、中国におけるコスト改善、実装関連の好調、為替の円安効果などで大幅増益予想としている。第2四半期累計の進捗率が高水準だったことなどを勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。1月1日に発生した令和6年能登半島地震の影響について、新潟市西浦区にある同社新潟工場では人的・物的被害がなく通常稼働している。株価は上値の重い形だが、1倍割れの低PBRも評価材料であり、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。なお1月31日に24年3月期第3四半期決算発表を予定している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:18 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

トレジャー・ファクトリーは24年2月期3Q累計大幅増益、通期は再上振れの可能性

(決算速報)
 トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は1月12日の取引時間終了後に24年2月期第3四半期累計連結業績を発表した。既存店売上が好調に推移し、グループ会社も貢献して大幅増益だった。通期は前回予想(23年10月11日付で上方修正)を据え置いたが、第3四半期累計の進捗率が高水準あり、既存店売上が23年12月も前年比107.4%と好調を維持していることなどを勘案すれば、通期会社予想は再上振れの可能性が高く積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は戻り一服の形だったが調整一巡感を強めている。好業績を評価して出直りを期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:18 | 決算発表記事情報

エスプールは23年11月期営業減益、24年11月期は営業増益予想

(決算速報)
 エスプール<2471>(東証プライム)は1月12日の取引時間終了後に23年11月期連結業績(日本基準)を発表した。減収・営業減益だった。売上面ではビジネスソリューション事業は順調だったが、人材ソリューション事業が低調だった。利益面では事業拡大に向けた先行投資に加えて、採用費・人件費・家賃の増加なども影響した。24年11月期(IFRS任意適用のため前期比増減率は非記載)は23年11月期との単純比較で増収、営業増益、最終減益の見込みとしている。増収増益への転換を図りながら、新たな成長に向けた基盤整備にも注力する方針だ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は23年10月の安値圏から切り返して底打ち感を強めている。戻りを試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:17 | 決算発表記事情報

ファーストコーポレーションは24年5月期2Q累計順調、通期減益予想だが保守的

(決算速報)
 ファーストコーポレーション<1430>(東証スタンダード)は、1月12日の取引時間中に24年5月期第2四半期累計連結業績を発表した。23年5月期末より連結決算に移行したため前年同期の非連結業績との比較で見ると増収増益と順調だった。そして通期予想を据え置いた。大型案件の進捗などで大幅増収だが、建築資材価格の高止まりなどを考慮して減益予想としている。ただし保守的な印象が強い。積極的な事業展開で上振れを期待したい。株価は12月の直近安値圏から切り返して反発の動きを強めている。高配当利回りなど指標面の割安感も評価材料であり、出直りを期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:17 | 決算発表記事情報

ヤマシタヘルスケアホールディングスは24年5月期2Q累計増益、通期上振れの可能性

(決算速報)
 ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>(東証スタンダード)は、1月12日の取引時間終了後に24年5月期第2四半期累計連結業績を発表した。医療機器販売が順調に拡大し、人件費増加などを吸収して増益だった。通期予想は据え置いた。特需の反動や不透明感などを考慮して減収、営業・経常減益、当期純利益は特別損失一巡して増益、配当は増配予想としている。ただし第2四半期累計が増益での着地となり、進捗率も高水準であることを勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は23年4月の昨年来高値に接近している。1倍割れの低PBRなど指標面の割安感も評価材料であり、上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:17 | 決算発表記事情報

アステナホールディングスの23年11月期は計画超の大幅増益で着地

(決算速報)
 アステナホールディングス<8095>(東証プライム)は1月12日の取引時間終了後に23年11月期連結業績を発表した。計画超の大幅増益で着地した。医薬事業における一部製剤の価格改定、HBC・食品事業における自社企画化粧品の伸長などが寄与した。24年11月期は不透明感を考慮して小幅営業増益予想としている。ただし23年11月期第1四半期をボトムとして営業利益が回復基調であることを勘案すれば、通期会社予想に上振れ余地がありそうだ。また24年11月期を初年度とする中期経営計画(ローリング方式により連結数値計画を見直し)も公表した。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。なお1月1日に発生した令和6年能登半島地震の影響として、珠洲本社など一部オフィスの被害状況を精査中だが、東京本社および事業会社各社については通常通りの業務を行っている。株価は23年11月の昨年来高値圏から反落したが、高配当利回りや1倍割れの低PBRなども支援材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:16 | 決算発表記事情報

日経平均は57円高で始まった後小幅安、NY株はダウ118ドル安で3日ぶり下落、NASDAQは6日続伸

 1月15日(月)朝の東京株式市場は、日経平均が57円01銭高(3万5634円12銭)で始まった後小幅安になり一進一退となっている。軟調が続けば6日ぶりに反落模様。円相場は小幅円高。

 NY株式はダウが118.04ドル安(3万7592.98ドル)と3日ぶりに下落したが、S&P500種は反発しNASDAQ総合指数は6日続伸。半導体株指数SOXは小幅反落。

 CME(シカゴマーカンタイル取引所)の日経平均先物は3万5545円となり、東京市場12日の現物(日経平均)終値に比べ32円ほど安い。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:04 | 今日のマーケット

【株式市場特集】業績好調で株主還元も充実!EPSランキング上位の注目銘柄

■投資採算的に割安な銘柄に注目

 今週の当コラムは、「稼ぐ力」を象徴する手っ取り早い指標のEPSと、上場会社が投資家の投下した資本に対してどれだけの利益を上げたか算出するROE(自己資本利益率)のランキングの上位銘柄のうち、投資採算的に割安な銘柄に注目することにした。足元の全般相場は、前週末のダウ工業株30種平均(NYダウ)が、3日ぶりに反落し、日経平均株価が、33年11カ月ぶりの高値となった東京市場でも、投資家の市場への心理状態を表す恐怖指数(VIX指数)が、22.40と巡航速度の20を超えており、なお紆余曲折も想定されるところだが、潜在アピール・パワーを期待したい。

■EPSランキング上位では株式分割、増配、自己株式取得などの還元策も多数

 EPSランキングで業績を下方修正した銘柄を除外した割安株のベスト10は、以下の通りである。EPS2078.81円でランキング第2位の岡谷鋼機<7485>(名証プレミア)以下、光通信<9435>(東証プライム)、松本油脂製薬<4365>(東証スタンダード)、黒崎播磨<5352>(東証プライム)、芙蓉総合リース<8424>(東証プライム)、スバル興業<9632>(東証スタンダード)、フルヤ金属<7826>(東証プライム)、しまむら<8227>(東証プライム)、大東建託<1878>(東証プライム)と続き、大東建託の予想EPSは1070.00円である。株価は、5ケタの値がさ株で昨年来高値・上場来高値を更新中の銘柄が多いが、PERは7倍〜14倍台に分布し一番高いしまむらでも15.5倍と日経平均株価構成銘柄の全銘柄平均を下回る。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:24 | 特集

【どう見るこの相場】新NISA呼び込みのアピールレースは「稼ぐ力」のランキング上位銘柄に潜在パワー

■日経平均、史上最高値に迫る!急騰相場の裏に何があるのか?

 「持たざるリスク」とか「八百屋の店先の大根以外すべてのカブは買い」とか「音楽が鳴っている間は、踊り続けなければならない」とかの超強気のマーケットコメントが、どこからか聞こえてきそうだ。無理もない。新年2024年の日経平均株価は大発会以来、わずか6営業日間で2111円高もの急騰を演じた。あのバブル相場当時の1989年12月29日の史上最高値3万8915円には年内にもタッチすると一部で観測されているが、このままハイペースが続けば、年内どころか1月中、あるいは節分ごろには更新する可能性も強まる計算となるからだ。

 マーケットでは、この急騰相場をリードしている需要主体が、いったい誰なのか議論となっているようである。ピンチの売り方が踏み上げに追い込まれた需給相場なのか、今回もやはり海外投資家主導型か、買い遅れたファンド筋の出遅れ買いか、あるいは今年1月からスタートした新NISA(少額投資非課税制度)による個人投資家のニューマネーの市場デビューなのかさまざまな見方をされている。

■バブル相場とは違う!日経平均の上昇は「稼ぐ力」に裏付けられたもの

 あのバブル相場の渦中でも、需要主体として「黒い目の外国人投資家」が話題になった。折からの「財テクブーム」のなか上場会社が、スイス市場で相次いで転換社債、ワラント債を起債して不要不急の資金調達をし、それが国内に還流して「黒い目の外国人投資家」としてバブル相場の演出に一役を買ったことを表していた。「ジャパンマネー」、「債権大国」と囃し立てられた潤沢なキャッシュフローも、いまとなってはカネ余りを背景にした銀行など金融機関の過剰融資だったことが明らかになっており、これが「不良債権大国」への転落の引き金となった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:22 | どう見るこの相場