■新たな映画プロジェクトを発表
任天堂<7974>(東証プライム)は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州サンタモニカ)と、「スーパーマリオ」の新たなアニメ映画の制作を発表した。この映画は、2026年4月3日に米国を含む多くの国と地域で劇場公開される予定。プロデューサーにはイルミネーション創業者のクリス・メレダンドリと任天堂代表取締役フェローの宮本茂が名を連ね、監督にはアーロン・ホーヴァスとマイケル・ジェレニック、脚本にはマシュー・フォーゲルが務める。映画の制作にはユニバーサルピクチャーズと任天堂が出資し、配給はユニバーサルピクチャーズが全世界で行う。
イルミネーションは、2007年にクリス・メレダンドリによって設立され、成功したアニメフランチャイズ「Despicable Me」や「The Super Mario Bros. Movie」などを制作してきた。これらの作品は、世界中で90億ドル以上の収益を上げ、アニメ映画の歴代トップ10作品に3作品を含むなど、その影響力は計り知れない。
一方、任天堂は、1889年の創業以来、ファミリーコンピュータやNintendo Switchなどのゲーム専用機を開発・販売し、世界中で8億台以上のハードウェアと56億本以上のソフトウェアを送り出してきた。任天堂は、マリオやゼルダの伝説などの人気シリーズを生み出し、今後も独創的な娯楽を創造し続けることを目指している。
2024年03月11日
【話題】任天堂が「スーパーマリオ」新作アニメ映画の制作を発表、2026年4月公開予定!
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:52
| 話題
【株式市場】日経平均は868円安、円高などで後場一時1192円安まで下押すが終盤は回復
◆日経平均は3万8820円49銭(868円45銭安)、TOPIXは2666.83ポイント(59.97ポイント安)、出来高概算(東証プライム)はひと頃より増加し20億2854万株
3月11日(月)後場の東京株式市場は、東京エレク<8035>(東証プライム)などの半導体関連株が前場に続いて大きく下げたまま一進一退を続けたが、多くは朝方に下げた後横ばいで推移。一方、自動車株には一段ジリ安の銘柄が多く、鉄鋼、重工、大手商社、海運、前週後半に活況高の建設株なども一段ジリ安となった。一方、神戸物産<3038>(東証プライム)やニトリHD<9843>(東証プライム)、ワークマン<7564>(東証スタンダード)は円高を好感とされしっかり。日経平均は取引開始後に下げ幅を1000円台に広げたが、13時45分頃の1192円28銭安(3万8496円66銭)を下値に持ち直し、大引けは大幅反落だが868円安にとどまった。
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3月11日(月)後場の東京株式市場は、東京エレク<8035>(東証プライム)などの半導体関連株が前場に続いて大きく下げたまま一進一退を続けたが、多くは朝方に下げた後横ばいで推移。一方、自動車株には一段ジリ安の銘柄が多く、鉄鋼、重工、大手商社、海運、前週後半に活況高の建設株なども一段ジリ安となった。一方、神戸物産<3038>(東証プライム)やニトリHD<9843>(東証プライム)、ワークマン<7564>(東証スタンダード)は円高を好感とされしっかり。日経平均は取引開始後に下げ幅を1000円台に広げたが、13時45分頃の1192円28銭安(3万8496円66銭)を下値に持ち直し、大引けは大幅反落だが868円安にとどまった。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:15
| 今日のマーケット
日経平均1000円安だが「戎天井」も「節分天井」もアッサリ破ってきただけに調整は当然の見方
■昨年末から直近高値まで一本調子に7008円(約21%)上昇、天井破りの相場
3月11日の東京株式市場では、全体相場が反落模様となる中で日経平均の下げ幅が後場寄り後に1000円を超え、14時にかけては1145円85銭安(3万8543円09銭)と今年最大の下げ幅になっている。
これまで日経平均の4万円乗せなどの上げを牽引してきた半導体株がNY市場でのエヌビディア6%安などの急落を受けて大きく下げたほか、日銀によるマイナス金利解除が早ければ3月の金融政策会合(18、19日)で決定されるとの観測も出ているようで為替が円高になり、幅広い銘柄が値下がりした。
もっとも、日経平均は昨年末の3万3464円17銭(2023年12月29日終値)から直近の高値4万472円11銭(24年3月7日、取引時間中の過去最高値)までほぼ一本調子に7008円(約21%)上げた。経験則でいう「戎(えびす)天井」(1月上旬)や「節分天井」(2月初旬)をアッサリ突き抜ける天井破りの相場となって急騰してきた。このため、株式市場関係者からは、「調整が入って当然」「半値押しの調整なら上げ幅の半分で高値から3500円前後は下げても許容範囲」といった見方が出ている。「3か月間上げっぱなしだったのだから1か月は休んでも不自然ではない」といった相場観もある。
外部要因の中には、米トランプ氏が大統領に就いた場合の為替を取り巻く環境変化の可能性など、これまでより不確定要素が強まるファクターはあるものの、金融政策については、マイナス金利が解除されても引き続き景気配慮型の超低利が継続されるとの予想が大勢のようだ。(HC)
3月11日の東京株式市場では、全体相場が反落模様となる中で日経平均の下げ幅が後場寄り後に1000円を超え、14時にかけては1145円85銭安(3万8543円09銭)と今年最大の下げ幅になっている。
これまで日経平均の4万円乗せなどの上げを牽引してきた半導体株がNY市場でのエヌビディア6%安などの急落を受けて大きく下げたほか、日銀によるマイナス金利解除が早ければ3月の金融政策会合(18、19日)で決定されるとの観測も出ているようで為替が円高になり、幅広い銘柄が値下がりした。
もっとも、日経平均は昨年末の3万3464円17銭(2023年12月29日終値)から直近の高値4万472円11銭(24年3月7日、取引時間中の過去最高値)までほぼ一本調子に7008円(約21%)上げた。経験則でいう「戎(えびす)天井」(1月上旬)や「節分天井」(2月初旬)をアッサリ突き抜ける天井破りの相場となって急騰してきた。このため、株式市場関係者からは、「調整が入って当然」「半値押しの調整なら上げ幅の半分で高値から3500円前後は下げても許容範囲」といった見方が出ている。「3か月間上げっぱなしだったのだから1か月は休んでも不自然ではない」といった相場観もある。
外部要因の中には、米トランプ氏が大統領に就いた場合の為替を取り巻く環境変化の可能性など、これまでより不確定要素が強まるファクターはあるものの、金融政策については、マイナス金利が解除されても引き続き景気配慮型の超低利が継続されるとの予想が大勢のようだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:13
| 今日のマーケット
アース製薬が後場一段高、トコジラミ関連株で前週末の自社株買い発表も好感
■自社株買い発表銘柄の中には「寄り天」もみられる中で異彩の展開
アース製薬<4985>(東証プライム)は3月11日の後場、一段高の4325円(155円高)で始まり、約1週間ぶりに4300円台を回復して出直りを強めている。トコジラミの発生拡大が再び伝えられて買い材料視されている上、前取引日・8日に自社株買い(自己株式の取得)を発表したことも好感買いの要因になっている。ほぼ同時に自社株買いを発表した銘柄の中には「寄り天」(朝寄りを高値に伸びきれず寄り付き天井)の銘柄も見受けられるのに対し、値動きの強さが注目されている。
発表した自社株買いは、50万株(自己株式を除く発行済株式総数の2.26%)、取得総額20億円を各上限として、2024年3月11日から同年7月31日までの予定で行うとした。また、トコジラミについては、「トコジラミが発生した国内施設をまとめたGoogleマイマップ登場」(gooニュース3月8日12:03)との記事がみられるほか、11日には午前8時からのテレビ情報番組で「スーパートコジラミ」が取り上げられた。同社の殺虫剤への期待が再び強まったようだ。(HC)
アース製薬<4985>(東証プライム)は3月11日の後場、一段高の4325円(155円高)で始まり、約1週間ぶりに4300円台を回復して出直りを強めている。トコジラミの発生拡大が再び伝えられて買い材料視されている上、前取引日・8日に自社株買い(自己株式の取得)を発表したことも好感買いの要因になっている。ほぼ同時に自社株買いを発表した銘柄の中には「寄り天」(朝寄りを高値に伸びきれず寄り付き天井)の銘柄も見受けられるのに対し、値動きの強さが注目されている。
発表した自社株買いは、50万株(自己株式を除く発行済株式総数の2.26%)、取得総額20億円を各上限として、2024年3月11日から同年7月31日までの予定で行うとした。また、トコジラミについては、「トコジラミが発生した国内施設をまとめたGoogleマイマップ登場」(gooニュース3月8日12:03)との記事がみられるほか、11日には午前8時からのテレビ情報番組で「スーパートコジラミ」が取り上げられた。同社の殺虫剤への期待が再び強まったようだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:12
| 材料でみる株価
【株式市場】前場の日経平均は984円安、米半導体株安に加え月内にもマイナス金利解除の観測で売り先行
◆日経平均は3万8704円10銭(984円84銭安)、TOPIXは2665.37ポイント(61.43ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億61万株
3月11日(月)前場の東京株式市場は、日経平均が900円安の急反落となった。前週末のNY市場でエヌビディア株が6%安の急落となったため、年初からの急激な上げを牽引してきた半導体関連株が軒並み大きく下押し、日銀のマイナス金利解除が早ければ3月の金融政策会合(18、19日)で決定との観測も出たもよう。円高もあり、幅広い銘柄が値下がりした。中で、自社株買いと消却を発表した大日本印刷<7912>(東証プライム)、子会社上場準備のソースネクスト<4344>(東証プライム)などは高い。日経平均は456円安で始まり、ほどなく下げ幅を900円台に広げたまま前引けまで一進一退となった。
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3月11日(月)前場の東京株式市場は、日経平均が900円安の急反落となった。前週末のNY市場でエヌビディア株が6%安の急落となったため、年初からの急激な上げを牽引してきた半導体関連株が軒並み大きく下押し、日銀のマイナス金利解除が早ければ3月の金融政策会合(18、19日)で決定との観測も出たもよう。円高もあり、幅広い銘柄が値下がりした。中で、自社株買いと消却を発表した大日本印刷<7912>(東証プライム)、子会社上場準備のソースネクスト<4344>(東証プライム)などは高い。日経平均は456円安で始まり、ほどなく下げ幅を900円台に広げたまま前引けまで一進一退となった。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:16
| 今日のマーケット
TDCソフトが上場来高値に迫る、3月末に株式2分割、すぐに享受でき即効性ある株価材料として好感
■3月期末配当は48円の予定(前期比18円の増配)
TDCソフト<4687>(東証プライム)は3月11日、大きく出直る相場となり、午前11時にかけて9%高の2316円(189円高)まで上げ、株式分割を考慮した上場来の高値2345円(2024年2月19日)に迫っている。前取引日・8日に株式2分割を発表。分割割合は大きくないが、基準日を24年3月31日としたため、すぐに享受できる即効性のある株価材料として好感されている。
また、同社は2月下旬に今3月期末(24年3月期末)の配当予想の増額修正を発表し、1株につき従来予想比8円増の48円の予定(前期比18円の増配)とした。これらを確保するには、3月末の権利付最終日(24年は3月27日)までに買い付けることになる。(HC)
■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング
TDCソフト<4687>(東証プライム)は3月11日、大きく出直る相場となり、午前11時にかけて9%高の2316円(189円高)まで上げ、株式分割を考慮した上場来の高値2345円(2024年2月19日)に迫っている。前取引日・8日に株式2分割を発表。分割割合は大きくないが、基準日を24年3月31日としたため、すぐに享受できる即効性のある株価材料として好感されている。
また、同社は2月下旬に今3月期末(24年3月期末)の配当予想の増額修正を発表し、1株につき従来予想比8円増の48円の予定(前期比18円の増配)とした。これらを確保するには、3月末の権利付最終日(24年は3月27日)までに買い付けることになる。(HC)
■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:34
| 材料でみる株価
NEC、ジュピターショップチャンネルとの契約で放送業界の字幕制作を受注
■ライブ放送の字幕制作における放送局のDXに貢献
NEC<6701>(東証プライム)は3月11日、ジュピターショップチャンネル(JSC)からAIリアルタイム字幕システムを受注したと発表。同システムは、2024年度にBS放送右旋帯域での4K衛星基幹放送におけるライブ番組の字幕放送に利用される予定。
放送業界では、聴覚障がい者や音声が聞こえにくい視聴者に対して、正確な情報伝達のための字幕放送が必要とされている。しかし、人手による入力や音声認識システムの校正者配置による運用負荷が課題となっていた。NECは、高い認識精度と処理速度を持つ独自のAI音声認識技術を開発し、これらの課題に対応している。
JSCは、ライブ放送の字幕入力の自動化を目指し、NECの技術を採用。NECは、この技術を放送業務全般に活用し、運用効率化を支援するとともに、すべての人が情報を公平に得られる社会の実現を目指していくとしている。
NEC<6701>(東証プライム)は3月11日、ジュピターショップチャンネル(JSC)からAIリアルタイム字幕システムを受注したと発表。同システムは、2024年度にBS放送右旋帯域での4K衛星基幹放送におけるライブ番組の字幕放送に利用される予定。
放送業界では、聴覚障がい者や音声が聞こえにくい視聴者に対して、正確な情報伝達のための字幕放送が必要とされている。しかし、人手による入力や音声認識システムの校正者配置による運用負荷が課題となっていた。NECは、高い認識精度と処理速度を持つ独自のAI音声認識技術を開発し、これらの課題に対応している。
JSCは、ライブ放送の字幕入力の自動化を目指し、NECの技術を採用。NECは、この技術を放送業務全般に活用し、運用効率化を支援するとともに、すべての人が情報を公平に得られる社会の実現を目指していくとしている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:25
| プレスリリース
WASHハウスがストップ高、「トコジラミが発生した国内施設をまとめたGoogleマイマップ」など材料視の見方
■洗濯機の予約などできる「WASHハウスアプリ」好調、下期から新規出店を加速
WASHハウス<6537>(東証グロース)は3月11日、再び急伸し、取引開始後から何度もストップ高の410円(80円高、24%高)で売買され、ここ2か月半ほど続いた小動き横ばい相場から動意を強めている。昨年来、トコジラミが話題になると関連株として値上がりするケースが多く、ネットを検索すると、3月8日付で「トコジラミが発生した国内施設をまとめたGoogleマイマップ登場」(gooニュース3月8日12:03)との記事がみられ、週明け11日は午前8時からのテレビ情報番組で「スーパートコジラミ」が取り上げられたため再び注目されたと見られている。
前期・2023年12月期は、洗濯機・乾燥機の予約などができる「WASHハウスアプリ」の累計50万ダウンロードを計画より約2か月間前倒して達成し好評だった。今期は、連結子会社で開発中の新しい洗濯機・乾燥機を24年下期から導入し、以後新規出店を加速する計画。新機種は大型タッチモニターを搭載し、「広告配信の場所にもなることから、メディア事業に大きな飛躍をもたらす」(決算説明資料より)としている。(HC)
WASHハウス<6537>(東証グロース)は3月11日、再び急伸し、取引開始後から何度もストップ高の410円(80円高、24%高)で売買され、ここ2か月半ほど続いた小動き横ばい相場から動意を強めている。昨年来、トコジラミが話題になると関連株として値上がりするケースが多く、ネットを検索すると、3月8日付で「トコジラミが発生した国内施設をまとめたGoogleマイマップ登場」(gooニュース3月8日12:03)との記事がみられ、週明け11日は午前8時からのテレビ情報番組で「スーパートコジラミ」が取り上げられたため再び注目されたと見られている。
前期・2023年12月期は、洗濯機・乾燥機の予約などができる「WASHハウスアプリ」の累計50万ダウンロードを計画より約2か月間前倒して達成し好評だった。今期は、連結子会社で開発中の新しい洗濯機・乾燥機を24年下期から導入し、以後新規出店を加速する計画。新機種は大型タッチモニターを搭載し、「広告配信の場所にもなることから、メディア事業に大きな飛躍をもたらす」(決算説明資料より)としている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:58
| 材料でみる株価
インフォコムが急伸、漫画家・鳥山明氏の逝去を受け『ドラゴンボール』など「めちゃコミ」で人気化の期待
■「漫画全巻ドットコム」などのTORICOは一時23%高
インフォコム<4348>(東証プライム)は3月11日、急伸して始まった後も次第高となり、午前10時過ぎには17%高の2550円(365円高)をつけて約1か月半ぶりに2500円台を回復している。グループ企業のアムタスが提供するマンガ・コミック配信の「めちゃコミック(めちゃコミ)」で、前週末に逝去が伝えられた漫画家・鳥山明氏のヒット作『ドラゴンボール』や『ドクタースランプ』を扱っているため、引合い増加への期待が強まったと見られている。
また、「漫画全巻ドットコム」などを展開するTORICO<7138>(東証グロース)は3月8日午後から急動意となり、11日は一時23%高の1536円(286円高)まで上げる場面を見せた。前週末は『ちびまる子ちゃん』の声優の逝去も伝えられたため、関連株探しが活発化しているようだ。(HC)
インフォコム<4348>(東証プライム)は3月11日、急伸して始まった後も次第高となり、午前10時過ぎには17%高の2550円(365円高)をつけて約1か月半ぶりに2500円台を回復している。グループ企業のアムタスが提供するマンガ・コミック配信の「めちゃコミック(めちゃコミ)」で、前週末に逝去が伝えられた漫画家・鳥山明氏のヒット作『ドラゴンボール』や『ドクタースランプ』を扱っているため、引合い増加への期待が強まったと見られている。
また、「漫画全巻ドットコム」などを展開するTORICO<7138>(東証グロース)は3月8日午後から急動意となり、11日は一時23%高の1536円(286円高)まで上げる場面を見せた。前週末は『ちびまる子ちゃん』の声優の逝去も伝えられたため、関連株探しが活発化しているようだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:29
| 材料でみる株価
綿半ホールディングスは上値試す、24年3月期2桁営業増益予想
綿半ホールディングス<3199>(東証プライム)は経営方針に「地域に寄り添い、地域と共に新しい価値を創造する」を掲げ、ホームセンターを中心とする小売事業、長尺屋根工事や自走式立体駐車場工事を強みとして戸建木造住宅分野にも展開する建設事業、および医薬品・化成品向け天然原料輸入を主力とする貿易事業を展開している。24年3月期は小売事業と貿易事業の好調が牽引して2桁営業増益予想としている。小売事業の2月の既存店売上は前年比104.3%(閏年の影響を除く28日換算では100.7%)と順調だった。積極的な事業展開により収益拡大基調だろう。株価はやや小動きだが昨年来高値更新の展開と順調だ。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:19
| アナリスト水田雅展の銘柄分析
ケンコーマヨネーズは上値試す、24年3月期大幅増益・増配予想
ケンコーマヨネーズ<2915>(東証プライム)は、マヨネーズ・ドレッシング分野からタマゴ加工品やサラダ・総菜分野へと事業領域を拡大し、4つのテーマ(BtoBtoC、イノベーション、構造改革、グローバル)とサステナビリティ経営に取り組んでいる。なお3月13日の「サンドイッチデー」に向けて、サンドイッチにおすすめのサラダが当たるXキャンペーンを実施中である。24年3月期(2月13日付で上方修正)は、ファストフード向けを中心とする売上回復、価格改定効果、生産性向上効果などにより大幅増益・増配予想としている。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は急伸の反動で上げ一服の形となったが、1倍割れの低PBRなども支援材料であり、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:19
| アナリスト水田雅展の銘柄分析
巴工業は上値試す、24年10月期増収増益で過去最高益更新予想
巴工業<6309>(東証プライム)は遠心分離機械などの機械製造販売事業、合成樹脂などの化学工業製品販売事業を展開している。成長戦略として海外事業拡大、収益性向上、SDGsや脱炭素、迅速な意思決定と効率的な営業活動に繋がるDX、資本効率改善、持続的成長に資する投資などに取り組んでいる。3月1日には、三菱化工機<6331>とのJVで沖縄県名護市より、し尿受入施設整備事業建設工事を受注したと発表している。24年10月期は増収増益で過去最高益更新・連続増配予想としている。会社予想は保守的な印象が強く、上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は急騰後の日柄調整局面だったが切り返しの動きを強めている。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:18
| アナリスト水田雅展の銘柄分析
ベステラは25年1月期大幅増益予想
(決算速報)
ベステラ<1433>(東証プライム)は3月8日の取引時間終了後に24年1月期連結業績を発表した。人材(工事監督)の採用が順調だったことも寄与して完成工事高が想定以上に進捗し、大幅黒字転換で着地した。そして25年1月期も大幅増益予想としている。受注残高が高水準であり、完成工事高が順調に進捗する見込みだ。老朽化プラント解体工事の増加などで中期的に事業環境は良好であり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は水準を切り上げて安値圏でのボックスレンジから上放れの形となった。上値を試す展開を期待したい。
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ベステラ<1433>(東証プライム)は3月8日の取引時間終了後に24年1月期連結業績を発表した。人材(工事監督)の採用が順調だったことも寄与して完成工事高が想定以上に進捗し、大幅黒字転換で着地した。そして25年1月期も大幅増益予想としている。受注残高が高水準であり、完成工事高が順調に進捗する見込みだ。老朽化プラント解体工事の増加などで中期的に事業環境は良好であり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は水準を切り上げて安値圏でのボックスレンジから上放れの形となった。上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:17
| 決算発表記事情報
カナモトは24年10月期1Q小幅営業・経常減益だが通期2桁増益予想据え置き
(決算速報)
カナモト<9678>(東証プライム)は3月8日の取引時間終了後に24年10月期第1四半期連結業績を発表した。利益面は海外事業の出遅れなどの影響で小幅営業・経常減益だったが、売上面は堅調に推移した。そして通期の2桁増益予想を据え置いた。建設機械レンタル需要が堅調に推移し、レンタル用資産稼働率向上に向けた各種施策の強化も寄与して、先行投資による費用増を吸収する見込みだ。災害復旧・防減災・老朽化インフラ更新など国土強靭化関連工事で需要が堅調であり、積極的な事業展開で収益拡大基調を期待したい。株価は昨年来高値圏でモミ合う形だ。目先的には第1四半期の小幅営業・経常減益を嫌気する動きが優勢になる可能性もあるが、1倍割れの低PBRなども評価材料であり、上値を試す展開を期待したい。
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カナモト<9678>(東証プライム)は3月8日の取引時間終了後に24年10月期第1四半期連結業績を発表した。利益面は海外事業の出遅れなどの影響で小幅営業・経常減益だったが、売上面は堅調に推移した。そして通期の2桁増益予想を据え置いた。建設機械レンタル需要が堅調に推移し、レンタル用資産稼働率向上に向けた各種施策の強化も寄与して、先行投資による費用増を吸収する見込みだ。災害復旧・防減災・老朽化インフラ更新など国土強靭化関連工事で需要が堅調であり、積極的な事業展開で収益拡大基調を期待したい。株価は昨年来高値圏でモミ合う形だ。目先的には第1四半期の小幅営業・経常減益を嫌気する動きが優勢になる可能性もあるが、1倍割れの低PBRなども評価材料であり、上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:17
| 決算発表記事情報
わかもと製薬が急伸、有価証券売却益で今期の純利益を黒字予想に修正
■まだ戻り売り厚い様子だが12月末に続く急伸のため売り慎重になる可能性
わかもと製薬<4512>(東証スタンダード)は3月11日、急伸して始まり、取引開始後に一時25%高の252円(50円高)まで上げる場面を見せて約3か月ぶりに250円台を回復し、活況高となっている。前取引日・8日の17時に有価証券売却益(特別利益)の計上と2024年3月期の予想純利益の増額修正を発表し、買い先行となった。
有価証券売却益は1億91百万円。これを24年3月期に特別利益として計上するとした。これにともない、24年3月期の業績予想のうち純利益を従来の20百万円の赤字から1億40百万円の黒字に見直した。これにより、純利益は3期連続の黒字になる。株価は急伸後に売買交錯となって伸びきれない印象だが、12月下旬にも四半期決算が好感されて短期急伸しており、戻り売りは徐々に後退していく可能性がある。(HC)
わかもと製薬<4512>(東証スタンダード)は3月11日、急伸して始まり、取引開始後に一時25%高の252円(50円高)まで上げる場面を見せて約3か月ぶりに250円台を回復し、活況高となっている。前取引日・8日の17時に有価証券売却益(特別利益)の計上と2024年3月期の予想純利益の増額修正を発表し、買い先行となった。
有価証券売却益は1億91百万円。これを24年3月期に特別利益として計上するとした。これにともない、24年3月期の業績予想のうち純利益を従来の20百万円の赤字から1億40百万円の黒字に見直した。これにより、純利益は3期連続の黒字になる。株価は急伸後に売買交錯となって伸びきれない印象だが、12月下旬にも四半期決算が好感されて短期急伸しており、戻り売りは徐々に後退していく可能性がある。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:54
| 業績でみる株価
大日本印刷は大きく出直って始まる、発行株数の8%規模の自社株買いと5%規模の消却を好感
■自社株買いは3月11日から9月30日までの予定
大日本印刷<7912>(東証プライム)は3月11日、大きく出直って始まり、取引開始後は4488円(187円高)まで上げて3月1日以来の4400円台を回復している。前取引日・8日の15時に発行株数の8.3%規模の自社株買い(自己株式の取得)と同5%規模の株式償却を発表し、好感されている。ともに発行株数に対するパーゼンテージが高く大規模で、株式価値の向上効果への期待は強いようだ。
2000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の8.31%)、500億円を各上限として、2024年3月11日から同年9月30日までの予定で実施するとした。
また、24年3月19日付(予定)で普通株式1500万株(償却前の発行済株式総数の5.13%)を消却するとした。(HC)
大日本印刷<7912>(東証プライム)は3月11日、大きく出直って始まり、取引開始後は4488円(187円高)まで上げて3月1日以来の4400円台を回復している。前取引日・8日の15時に発行株数の8.3%規模の自社株買い(自己株式の取得)と同5%規模の株式償却を発表し、好感されている。ともに発行株数に対するパーゼンテージが高く大規模で、株式価値の向上効果への期待は強いようだ。
2000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の8.31%)、500億円を各上限として、2024年3月11日から同年9月30日までの予定で実施するとした。
また、24年3月19日付(予定)で普通株式1500万株(償却前の発行済株式総数の5.13%)を消却するとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:31
| 材料でみる株価
丹青社が大きく出直る、1月決算予想を大幅に増額修正、業績回復の強さ改めて好感
■買い気配のまま約1か月半ぶりに850円台を回復
丹青社<9743>(東証プライム)は3月11日、買い気配を上げて始まり、取引開始後に約1か月半ぶりの850円(41円高、5%高)を回復して大きく出直ってる。前週末取引日・8日の15時に2024年1月期の連結決算予想の大幅な増額修正を発表し、好感買いが先行している。決算発表は3月15日前後を予定する。
24年1月期は、主に商業その他施設事業で利益率の高い案件を計上したこと等により、連結売上高は23年3月に開示した従来予想を6.8%上回る見込みに引き上げ、営業利益は同26.7%、親会社株主に帰属する当期純利益は同32.5%上回る見込みに引き上げた。業績回復の強さが改めて示された形になり、注目が強まっている。(HC)
■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング
丹青社<9743>(東証プライム)は3月11日、買い気配を上げて始まり、取引開始後に約1か月半ぶりの850円(41円高、5%高)を回復して大きく出直ってる。前週末取引日・8日の15時に2024年1月期の連結決算予想の大幅な増額修正を発表し、好感買いが先行している。決算発表は3月15日前後を予定する。
24年1月期は、主に商業その他施設事業で利益率の高い案件を計上したこと等により、連結売上高は23年3月に開示した従来予想を6.8%上回る見込みに引き上げ、営業利益は同26.7%、親会社株主に帰属する当期純利益は同32.5%上回る見込みに引き上げた。業績回復の強さが改めて示された形になり、注目が強まっている。(HC)
■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:12
| 業績でみる株価
日経平均は456円安で始まる、NY株はダウ68ドル安と3日ぶり反落、S&P500とNASDAQも3日ぶりに反落
3月11日(月)朝の東京株式市場は、日経平均が456円80銭安(3万9232円14銭)で始まった。
前週末のNY株式はダウが68.66ドル安(3万8722.69ドル)と3日ぶりに反落し、S&P500種とNASDAQ総合指数も3日ぶりに下落。半導体株指数SOXも3日ぶりに反落した。
CME(シカゴマーカンタイル取引所)の日経平均先物は3万8785円となり、東京市場8日の現物(日経平均)終値を904円下回った。(HC)
前週末のNY株式はダウが68.66ドル安(3万8722.69ドル)と3日ぶりに反落し、S&P500種とNASDAQ総合指数も3日ぶりに下落。半導体株指数SOXも3日ぶりに反落した。
CME(シカゴマーカンタイル取引所)の日経平均先物は3万8785円となり、東京市場8日の現物(日経平均)終値を904円下回った。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:01
| 今日のマーケット
【株式市場特集】銀行株の動向が市場の焦点、半導体株と同様に「買いが買いを呼ぶ」展開も
■銀行株投資の選択肢
多くの銀行株の中から投資対象を選ぶ際には、PBR1倍割れやPER1ケタ台、配当利回りが市場平均を上回る銘柄が注目される。メガバンクをはじめ、業績上方修正銘柄や増配銘柄、自己株式取得銘柄など、多様な投資スタンスに応じた選択が可能である。岸田流の「貯蓄から投資へ」のシナリオには、投資家からの期待が集まっている。特に銀行株に対する投資意欲が高まっており、新規資金の流入が見込まれる。半導体株と同様に「買いが買いを呼ぶ」展開も予想される。
■業績上方修正、増配、自己株式取得など動きのあった銘柄に優先順位
まず注目したい銀行株は動きのあった銘柄で、今3月期第3四半期決算発表とともに業績の上方修正や増配、さらに自己株式取得を発表した割安株である。業績上方修正では発表順に百十四銀行<8386>(東証プライム)、ちゅうぎんフィナンシャルグループ<5832>(東証プライム)、群馬銀行<8334>(東証プライム)、四国銀行<8387>(東証プライム)、千葉興業銀行<8337>(東証プライム)が該当する。このうち4行が昨年来高値を更新中だが、PERは7倍〜11倍でPBRは0.2倍、0.3倍レベルである。百十四銀行と四国銀行は、業績修正とともに増配も発表し、四国銀行の配当利回りは3.24%に高まった。増配銘柄は同じく第四北越フィナンシャルグループ<7327>(東証プライム)、しずおかフィナンシャルグループ<5831>(東証プライム)、千葉銀行<8331>(東証プライム)、いよぎんホールディングス<5830>(東証プライム)、山陰合同銀行<8381>(東証プライム)と続いた。このうち第四北越FGとしずおかFGが、自己株式取得との同時発表で、第四北越FGの配当利回りは3.11%となっている。メガバンクの三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東証プライム)、りそなホールディングス<8308>(東証プライム)三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東証プライム)、みずほフィナンシャルグループ<8411>(東証プライム)も増配組である。
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多くの銀行株の中から投資対象を選ぶ際には、PBR1倍割れやPER1ケタ台、配当利回りが市場平均を上回る銘柄が注目される。メガバンクをはじめ、業績上方修正銘柄や増配銘柄、自己株式取得銘柄など、多様な投資スタンスに応じた選択が可能である。岸田流の「貯蓄から投資へ」のシナリオには、投資家からの期待が集まっている。特に銀行株に対する投資意欲が高まっており、新規資金の流入が見込まれる。半導体株と同様に「買いが買いを呼ぶ」展開も予想される。
■業績上方修正、増配、自己株式取得など動きのあった銘柄に優先順位
まず注目したい銀行株は動きのあった銘柄で、今3月期第3四半期決算発表とともに業績の上方修正や増配、さらに自己株式取得を発表した割安株である。業績上方修正では発表順に百十四銀行<8386>(東証プライム)、ちゅうぎんフィナンシャルグループ<5832>(東証プライム)、群馬銀行<8334>(東証プライム)、四国銀行<8387>(東証プライム)、千葉興業銀行<8337>(東証プライム)が該当する。このうち4行が昨年来高値を更新中だが、PERは7倍〜11倍でPBRは0.2倍、0.3倍レベルである。百十四銀行と四国銀行は、業績修正とともに増配も発表し、四国銀行の配当利回りは3.24%に高まった。増配銘柄は同じく第四北越フィナンシャルグループ<7327>(東証プライム)、しずおかフィナンシャルグループ<5831>(東証プライム)、千葉銀行<8331>(東証プライム)、いよぎんホールディングス<5830>(東証プライム)、山陰合同銀行<8381>(東証プライム)と続いた。このうち第四北越FGとしずおかFGが、自己株式取得との同時発表で、第四北越FGの配当利回りは3.11%となっている。メガバンクの三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東証プライム)、りそなホールディングス<8308>(東証プライム)三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東証プライム)、みずほフィナンシャルグループ<8411>(東証プライム)も増配組である。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:32
| 特集
【どう見るこの相場】預金口座から証券口座に振り替えて銀行株への順張りで岸田流シナリオの「貯蓄から投資へ」にトライ
■銀行と半導体、どちらが市場をリードする?
今週は、週明けから「タカさんチーム」の出番が続きそうである。代表株の銀行株は、来週3月18日、19日に開催予定の日本銀行の金融政策決定会合でゼロ金利が解除され金融政策が正常化されるタカ派政策を一段と先取り、利ザヤ拡大期待を高めることになるはずだからだ。すでに前週末8日に銀行株は、メガバンクを含めて57銘柄が昨年来高値を更新し、そのうち13銘柄が上場来高値を更新し、東証プライム市場の値上がり率ランキングの第18位、21位には筑波銀行<8338>(東証プライム)と栃木銀行<8550>(東証プライム)の低位地銀株が並んだ。この先、銀行株の上値をどこまでプッシュするか、銀行株全般のどこにまで波及するか見定めスタンバイすることになる。
■半導体株、エヌビディアの失速で揺れる市場
対して今週は、「ハトさんチーム」は分が悪そうだ。代表株の半導体関連株は、前週末8日に頼みの綱の画像処理半導体世界トップのエヌビディアが一時、974ドルと証券会社が引き上げた目標株価の1000ドル目前と迫ったものの、大引けでは5.55%と失速、急反落してしまったからだ。日経平均株価の4万円台乗せを牽引したのは、この指数寄与度の大きい半導体関連株であったが、前週7日には上場来高値更新のあと軒並み急反落し、8日は反発する銘柄、続落する銘柄と高安マチマチになっており、選別物色の展開に変わるかもしれない。
「タカさんチーム」シナリオが頓挫するとすれば、来週の金融政策決定会合で期待のゼロ金利解除が空振りに終わるか、仮に何らかの金融政策正常化策が決定されても、材料出尽くしとして利益確定売りが先行するケースだろう。その場合、今週発表の経済指標でインフレ鈍化が示唆されFRB(米連邦準備制度理事会)が、3月19日、20日に開催を予定しているFOMC(公開市場委員会)へ向け、早期利下げのハト派政策への期待が高まるようなら、再び半導体関連株主導で日経平均株価の上場来高値追いの可能性も高まるかもしれない。
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今週は、週明けから「タカさんチーム」の出番が続きそうである。代表株の銀行株は、来週3月18日、19日に開催予定の日本銀行の金融政策決定会合でゼロ金利が解除され金融政策が正常化されるタカ派政策を一段と先取り、利ザヤ拡大期待を高めることになるはずだからだ。すでに前週末8日に銀行株は、メガバンクを含めて57銘柄が昨年来高値を更新し、そのうち13銘柄が上場来高値を更新し、東証プライム市場の値上がり率ランキングの第18位、21位には筑波銀行<8338>(東証プライム)と栃木銀行<8550>(東証プライム)の低位地銀株が並んだ。この先、銀行株の上値をどこまでプッシュするか、銀行株全般のどこにまで波及するか見定めスタンバイすることになる。
■半導体株、エヌビディアの失速で揺れる市場
対して今週は、「ハトさんチーム」は分が悪そうだ。代表株の半導体関連株は、前週末8日に頼みの綱の画像処理半導体世界トップのエヌビディアが一時、974ドルと証券会社が引き上げた目標株価の1000ドル目前と迫ったものの、大引けでは5.55%と失速、急反落してしまったからだ。日経平均株価の4万円台乗せを牽引したのは、この指数寄与度の大きい半導体関連株であったが、前週7日には上場来高値更新のあと軒並み急反落し、8日は反発する銘柄、続落する銘柄と高安マチマチになっており、選別物色の展開に変わるかもしれない。
「タカさんチーム」シナリオが頓挫するとすれば、来週の金融政策決定会合で期待のゼロ金利解除が空振りに終わるか、仮に何らかの金融政策正常化策が決定されても、材料出尽くしとして利益確定売りが先行するケースだろう。その場合、今週発表の経済指標でインフレ鈍化が示唆されFRB(米連邦準備制度理事会)が、3月19日、20日に開催を予定しているFOMC(公開市場委員会)へ向け、早期利下げのハト派政策への期待が高まるようなら、再び半導体関連株主導で日経平均株価の上場来高値追いの可能性も高まるかもしれない。
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