OKI<6703>(東証プライム)は1月29日から、ロケットや人工衛星搭載機器向けの「宇宙機器熱特性検証サービスSimuValid」の提供を開始すると発表。このサービスは、熱解析シミュレーション、実機による熱特性検証、不具合現象の部品レベル解析の3つを一括受託するものである。2026年度には1億円の売上を目指している。

同社は専門チームを結成し、機構設計、実装設計、エレキハードウェア設計の専門家と、半導体評価、特殊環境試験、最新のPCB放熱技術の専門家による連携を強化している。これにより、シミュレーションから実機測定試験、不具合解析に加え、効率的な放熱設計までをワンストップで提供する体制を整えた。
中期経営計画2025において航空宇宙市場をEMS事業の注力分野と位置付けるOKIは、同サービスを通じて宇宙品質のモノづくり力を活かし、グローバルな航空宇宙市場への展開を加速する。新サービスは2025年1月29日開催の専門セミナーにて紹介される。