
■100インチ大画面で全線運転シミュレーター体験
京成電鉄<9009>(東証プライム)グループの千葉京成ホテルが運営する京成ホテルミラマーレは、新京成電鉄との合併を前に、新たな鉄道コンセプトルーム「新京成電鉄8800形トレインルーム」の宿泊プランを2025年2月25日から予約開始すると発表。このルームは営業運転を終了した8800形8805編成の車両部品をアップサイクルし、新京成電鉄の全面協力のもと実現したもの。
宿泊プランは2025年3月25日から開始され、料金は1室2名様朝食付きで48,000円からとなる。部屋はエグゼクティブツインで、大人3名、添い寝2名(未就学児まで)の利用が可能だ。最大の特徴は、100インチの大画面モニタと本物の運転台を組み合わせた体験シミュレーターで、新京成線全区間の運転体験ができる。
室内には8800形の実寸大フロントイメージや車掌機器、駅名標などが展示され、宿泊特典として新京成電鉄制服の貸出しやオリジナルノベルティも用意される。さらに、このプロジェクトはSDGsの取り組みとして、廃車車両部品のアップサイクルによる廃棄物削減と新たな価値創造を実現している。