株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

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2025年03月12日

【株主優待の新潮流】3月期企業の権利確定に向けた投資戦略:その魅力と注意点

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■5年ぶりの新設数増加、背景に個人投資家争奪戦

 株主優待制度は、長らく株主への利益還元策として、増配や自己株式取得といった主要な手段の陰に隠れた存在であった。しかし、近年、優待制度の新設や拡充を発表する企業が相次ぎ、株式市場で高い反応を示す銘柄が続出するにつれて、その評価は大きく変わりつつある。特に、トヨタ自動車<7203>(東証プライム)のような大手企業が新たに優待制度を導入したことは、市場全体に大きな影響を与え、他の企業の優待制度にも注目が集まるきっかけとなっている。

 2024年に入ってから前週末までの間に、新たに株主優待制度を導入した企業は57銘柄に達し、制度を変更・拡充した企業も40銘柄を超える。これらの企業の中には、業績の上方修正や増配といった好材料と合わせて優待制度を導入したケースや、無配であっても優待制度を新設し、総合的な投資利回りを向上させたケースなど、その内容は多岐にわたる。投資家は、これらの優待制度の内容を慎重に精査し、市場の動向を見極めながら、安全性を重視した投資戦略を立てることが重要である。

■権利確定日と優待内容、投資判断のポイント

 株主優待制度は、企業が一定数以上の株式を保有する株主に対して、自社製品やサービスなどの特典を提供する制度であり、日本独自の文化として広く普及している。その目的は、個人投資家とのコミュニケーションを促進し、自社製品やサービスの認知度を高めることにある。2024年には、新NISA制度の開始や政策保有株の解消などを背景に、5年ぶりに株主優待を新設する企業数が廃止数を上回り、再び注目を集めている。優待の内容は、自社製品、割引券、プリペイドカード、施設利用券など多岐にわたり、企業ごとに特色のある特典が用意されている。

 3月期決算企業の多くは、3月末を権利確定日としており、この日までに株式を保有することで株主優待を受けられる。例えば、三井不動産<8801>(東証プライム)は商業施設で利用可能なポイントを、ロート製薬<4527>(東証プライム)は自社製品を、オリエンタルランド<4661>(東証プライム)は東京ディズニーリゾートのパスポートを株主優待として提供している。また、長期保有者に対しては、特典内容が充実するケースも見られる。株主優待は、配当に比べて企業負担が軽いため、多くの個人投資家に支持されているが、優待内容が変更・廃止される可能性があることや、権利確定日以降に株価が下落する可能性があることなど、注意すべき点も存在する。投資家は、企業のIR情報を確認し、リスクを理解した上で投資判断を行う必要がある。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:15 | コラム

Jトラストグループの不動会社・Jグランド社が家賃保証事業の新会社を設立

■グランド保証株式会社、豊富なノウハウを生かしさらなるサービス拡充を図る

 Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は3月12日の夕方、連結子会社で投資用レジデンスなどをワンストップで取り扱う不動会社・Jグランド株式会社(東京都渋谷区)による新会社(Jトラストの孫会社)設立を発表した。

 新会社の社名はグランド保証株式会社で、事業内容は家賃保証事業、資本金は1000万円、Jグランドが100%出資。設立予定時期は2025年3月下旬。

 賃貸管理分野では、近年、家賃保証サービスの利用が広く普及しており、賃貸借契約での家賃保証サービスの利用割合は2021年度時点で80%にのぼるとの統計(2021年度「家賃債務保証業者の登録制度に関する実態調査」国土交通省」)もある。

 Jグランド社としても、賃貸管理事業で培ったノウハウを生かして家賃保証事業に参入することで、自ら販売する物件を中心に着実に需要獲得が見込めるものであり、また、物件オーナーに向けてもさらなるサービス拡充を図ることで一層安心して取引できる体制の強化を図るべく、今般、新会社を設立し、家賃保証事業を新たに開始することとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 18:37 | 新製品&新技術NOW

【この一冊】『大阪・関西万博ぴあ』重版決定!来場者必見の万博ガイドブック、「わかりやすい」「行きたくなった」の声

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■万博の全情報を網羅!詳細MAPやチケット購入方法も徹底解説

 2月27日にぴあ<4337>(東証プライム)から発売された2025年大阪・関西万博の公式ライセンス商品『大阪・関西万博ぴあ』が、好評につき初版10万部に加えて4万部の重版が決定した。同書は万博の詳細な「案内MAP」や「チケット購入方法」「交通アクセス」などをわかりやすく解説し、読者から「便利」「行きたくなる」との声が多数寄せられている。

 同書では、国内・民間・海外パビリオンの特徴や見どころを詳しく紹介。さらに、開催期間中の注目イベント情報も網羅し、事前予約が必要なパビリオンや催しについても解説している。また、万博とともに楽しめる大阪のグルメやレジャースポットの情報も充実しており、訪問計画を立てるのに役立つ一冊となっている。

 SNSでは「スマホより見やすい」「本をめくると情報がすっと入る」などの反響が相次ぎ、多くの書店でランキング1位を獲得するなど人気が高まっている。公式ガイドとして信頼性の高い本書は、万博を存分に楽しむための必携アイテムといえる。

・タイトル:大阪・関西万博ぴあ
・定価:1,200円(本体1,091円) 発売:2025年2月27日(木)
・版型:A4判 130P 発行:ぴあ
・【Amazon】 https://www.amazon.co.jp/dp/4835645332
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:31 | この一冊

ベステラ、株式の流動性改善をめざし筆頭株主の創業家資産管理会社を子会社化

■固定的な主要株主(法人)の減少により流動性向上の可能性が

 ベステラ<1433>(東証プライム)は3月12日午後、筆頭株主で創業家の資産管理会社であるTERRA・ESHINO株式会社(テラエシノ社)の株式交付(簡易株式交付)による子会社化について発表し、現在、ベステラ株式の機動的な流動性が相対的に制限されている状況となっている事を踏まえ、株式の流動性を改善する手段として、テラエシノ社を子会社とするとした。

 効力発生日は2025年4月15日の予定。本株式交付により、テラエシノ社により保有されていたベステラ株式を、本株式交付に応じるテラエシノ社の株主である創業家各人が直接保有することにより、固定的な主要株主(法人)が減少することによって、ベステラ株式における流動性向上の可能性が高まる。「現時点においては創業家各人より売却の意向はないが、今後、当社より創業家各人と協議を行うことにより、当社の経営環境に応じた株主構成のためのコーポレートアクション等に対して、柔軟性と機動性の向上が図られる」(発表資料より)とした。

 ベステラは、東証プライム市場の上場維持基準の適合に向けた進捗状況において、適合状況のうち「流通株式時価総額」のみ基準を充たしておらず「流通株式数」および「株価」の向上が課題となっている。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:08 | IR企業情報

ファンデリー、東京大学高齢社会総合研究機構の酒谷薫氏が脳と心を健康に保つ食事法を紹介、Webメディア「パワーアップ!食と健康」を配信

 ファンデリー<3137>(東証グロース)が運営する、医師執筆のWebメディア「パワーアップ!食と健康(第49回)」を3月12日(水)に掲載する。

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 同社は、フレイル・サルコペニアを予防し、健康寿命を延ばす食生活について医師が解説する「パワーアップ!食と健康」を運営している。第49回は、東京大学高齢社会総合研究機構の酒谷薫氏が執筆した。酒谷氏は、民間クリニックの「認知症フレイル予防外来」で高齢者を対象とした診療を行うとともに、大学でAIを活用した認知症スクリーニング検査法の研究を進めている。

■第49回 「脳と心の健康の“楽しい食事”」

 脳と心の健康を保つ食事のポイントを紹介する。ストレスによるイライラや落ち込みを防ぎ、認知機能を正常に保ち、頭の明晰さを維持するには、オメガ3脂肪酸や抗酸化物質を含む食品を取り入れたバランスの良い食生活が重要だ。また、日々の食事を“楽しい時間”にすることも大切である。さらに、具体的な栄養素や意識すべきポイントについても詳しく解説する。

■「パワーアップ!食と健康」の概要

・更新日:毎月2回(第2・第4水曜日)
 次回配信:2025年3月26日(水)13時
 https://powerup.mealtime.jp
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:00 | プレスリリース

世界初!3Dプリンターで駅舎建設へ―JR西日本が新技術を導入

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■短期間での施工と高耐久性を実現、鉄道インフラの未来を拓く

 JR西日本(西日本旅客鉄道)<9021>(東証プライム)は3月12日、老朽化した駅舎の建替えに際し、建設用3Dプリンターを活用した駅舎建設を世界で初めて実施すると発表。JR西日本イノベーションズおよびセレンディクスと連携し、最新技術を用いた駅舎の建設に取り組む。同プロジェクトの第1弾として、JR紀勢本線・初島駅(和歌山県有田市)において、新たな駅舎を建設する計画が決定した。

 新駅舎は鉄筋コンクリート製の平屋建てで、3Dプリンターによるパーツ出力後、現地で組み立てる方式を採用。施工時間は終電から始発までの約6時間を想定しており、従来工法と比較して工期の短縮が可能となる。さらに、型枠を必要としないためデザインの自由度が向上し、地域の特色を反映した外装が実現できる。初島駅では、有田市の名産である「みかん」や「たちうお」をモチーフにした装飾が施される予定である。

 今後、同プロジェクトでは、コスト面や維持管理の効率を詳細に検証し、他の駅への展開を検討する。3Dプリンター技術の活用により、鉄道施設の更新を促進し、労働力不足への対応を図ることで、持続可能な鉄道インフラの実現を目指す。JR西日本は今後も最先端技術を活用し、地域社会と共生する鉄道サービスの提供に取り組んでいく。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:39 | 話題

【株式市場】日経平均は25円高、後場は小動きだが金融株や某絵関連株などしっかり

◆日経平均は3万6819円09銭(25円98銭高)、TOPIXは2694.91ポイント(24.19ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は18億8712万株

 3月12日(水)後場の東京株式市場は、日銀総裁の午前の衆議院での答弁を受けてみずほFG<8411>(東証プライム)第一生命HD<8750>(東証プライム)が一段と強含み、トランプ関税は予定通りとあってアルミのUACJ<5741>(東証プライム)は14時半にかけて一段と上げ、日本製鉄<5401>(東証プライム)は高値引け。日経平均は13時頃にダレ模様nなったが前場の安値を割らずに持ち直し、大引けは小幅高だが反発した。三菱重工<7011>(東証プライム)が前場の上げ幅を保って推移するなど防衛関連株も強く、フジクラ<5803>(東証プライム)などのデータセンター関連株もしっかりだった。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:14 | 今日のマーケット

商船三井と富士通が最適化AI配乗計画システムを共同開発、ワークライフバランスを重視した新技術

■AIを活用し、船員の負担軽減と業務効率化を両立

 商船三井<9104>(東証プライム)富士通<6702>(東証プライム)は3月12日、船員の配乗計画を最適化するAIシステムを共同開発したと発表。従来、手作業で行われていた配乗計画は、各船員の資格やスケジュール、船の運航計画など多くの要素を考慮する必要があり、調整に多大な時間と労力を要していた。同システムは、数理最適化技術を活用し、最適な配乗を迅速に算出できるのが特長である。

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 同システムには、顧客のニーズに応じた配乗計画の作成、船員の乗船・休暇期間の平準化、結婚や出産といった個別のイベントに合わせた休暇取得のサポートといった機能が搭載されている。これにより、船員のワークライフバランスの向上が期待され、業務の効率化にも寄与する。導入後は、従来数時間かかっていた配乗計画の作成時間を約7割削減できる見込みだ。

 商船三井は、社員の働きやすい環境づくりを推進する「HC Action 1.0」に基づき、引き続き労働環境の改善に取り組む方針である。富士通もまた、同システムの開発を支援し、AIやデジタル技術を活用した社会課題の解決に貢献していく考えである。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:09 | 新製品&新技術NOW

野村不動産HDは底堅い、中野サンプラザ『白紙』で懸念されたが米シアトルでの大規模プロジェクトに期待

■米国事業における過去最大のプロジェクトを発表、注目集まる

 野村不動産HD(野村不動産ホールディングス)<3231>(東証プライム)は3月12日、軟調だが一時4220円(3円高)と小高くなる場面を見せて底堅い相場を続けている。「中野サンプラザ再開発、区が計画『白紙』を表明」(朝日新聞デジタル3月11日午後)と伝えられ、「野村不動産が示した『ツインタワー』案」(同)が白紙とされて懸念材料視されたが、12日午前、「米国シアトルにおける賃貸集合住宅開発案件に参画(総戸数796戸の当社米国事業における過去最大プロジェクト)」を発表、一転、期待感の強い相場になっている。

 発表によると、米シアトルの開発案件は、(1)796戸の大規模賃貸集合住宅開発に当社初進出となるワシントン州シアトル市にて参画、(2)約1万6000uの敷地を活かし、プール、フィットネスジム、クラブルーム、シネマなど充実したアメニティを提供、(3)ハワイを中心とする高級住宅開発の実績が豊富なMacNaughton社との初のJV案件。同社が参画する米国不動産事業の4案件目となり、幅広いテナントニーズに対応する高品質な住宅を提供するとともに、当社の米国事業の拡大に繋げていくとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:32 | 材料でみる株価

伊藤園、新ジャンルの日本茶!「お〜いお茶」から新シリーズ登場、大谷翔平選手出演の新CMとともに全国で発売開始

■海外トレンドを取り入れた新しい緑茶の楽しみ方を提案

 伊藤園<2593>(東証プライム)は3月12日、世界No.1の無糖緑茶飲料ブランド「お〜いお茶」から、新たな日本茶のスタイルを提案する「お〜いお茶 PURE GREEN」と「お〜いお茶 LEMON GREEN」を3月17日に発売すると発表。海外市場や若年層の嗜好に着目し、苦みや渋みを抑えつつ爽やかな香りやあまみを楽しめる新ジャンルの緑茶を開発した。

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 「PURE GREEN」は、若葉のような香りとすっきりとした味わいが特徴で、火入れを抑えることで茶葉本来の風味を引き出した。一方、「LEMON GREEN」は、レモンの爽やかな香りと緑茶のあまみが融合したフレーバー緑茶となっている。ティーバッグタイプの「PURE GREEN」も同時発売され、環境に配慮した生分解性フィルターを採用している。

 また、新商品の発売に合わせて、大谷翔平選手が出演するTV−CM「お茶の常識、すてましょう。」篇を放映。店頭では3月3日より販売中の『「お〜いお茶」大谷翔平ボトル』とともに大規模な販促を展開する。伊藤園は、今後もお茶の新しい楽しみ方を提案し続け、「お〜いお茶」ブランドの価値を広めていく方針だ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:24 | 新製品&新技術NOW

ベステラ、J&T環境との環境負荷低減と資源循環型社会の実現に向けた業務提携契約締結

■解体工事の廃材処理とリサイクルで連携、環境負荷低減へ

 ベステラ<1433>(東証プライム)は3月12日、開催の取締役会において、J&T環境との間で環境負荷低減と資源循環型社会の実現に向けた業務提携契約を締結することを決議したと発表。プラント設備解体工事を主事業とするベステラと、総合資源化リサイクル事業を展開するJ&T環境は、両社の経営資源および事業ノウハウを最大限活用し、廃棄物の適正処理および再資源化を推進することで、企業価値の向上を目指していく。

 提携内容は、解体工事に伴う廃棄物の効率的処理・適正処理厳格化スキームの確立、産業廃棄物の収集運搬における相互協力、処理困難物の適正処理体制の構築、解体材リサイクル技術の共同開発および事業化、災害廃棄物処理における協力体制の確立である。ベステラの解体事業で培ったノウハウとJ&T環境のトータルソリューション力を相互提供する体制を整える。

 サーキュラーエコノミーの推進や環境負荷低減のための解体材リサイクル技術の開発を協力して推進することで、持続可能な社会の実現へ貢献していく。J&T環境の「ミラクルリサイクル」の理念とベステラの「BEST TERRA(最高の地球)」の経営方針を共に推進することにより、サステナブルな事業展開を進める。

 同本業務提携が同社に与える影響は現時点で未定だが、中長期的に企業価値向上に資する業務提携と考えており、開示すべき影響等が判明した場合は速やかに公表する方針だ。J&T環境は神奈川県横浜市に本社を置き、JFEエンジニアリングとJERAが大株主である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:07 | IR企業情報

エスプールは前日の下げを回復し「倍返し高」、障がい者雇用施設の拡大や自治体向け脱炭素支援に期待強い

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■障がい者雇用は55施設に、脱炭素支援自治体は20件目に

 エスプール<2471>(東証プライム)は3月12日の後場一段と強含む相場となり、13時過ぎに308円(8円高)まで上げ、全体相場が大幅安だった昨11日の4円安を回復して「倍返し高」となっている。障がい者雇用支援事業や自治体の業務を支援・受託する広域行政BPO事業などを行い、業績は最高益更新ペース。直近は、全国で55施設目となる障がい者雇用施設の開設と、全国で20件目になる自治体向けの脱炭素支援事業に注目が集まり、株価材料としての期待も強いようだ。

 全国で55施設目となる障がい者雇用施設は、神奈川県大和市に2025年4月の予定で開設する企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」。障がい者雇用に積極的な約660社の企業が利用しており、現在4400名を超える障がい者が一般就労を実現し、その定着率は約92%に達している。

 また、全国で20件目となる自治体向けの脱炭素支援事業は、北海道上川町のゼロカーボンシティ実現に向けた支援を行うもので、3月6日に同町と未来共創パートナーシップ協定を締結した。同町は22年7月に「ゼロカーボンシティ」宣言を表明し、同町の美しく豊かな自然環境と良好な生活環境の保全に向け、省エネルギー化や再生可能エネルギーの利活用、森林吸収源対策の推進など、地域住民や事業者と連携しながら、持続可能なまちづくりを目指している。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:46 | 材料でみる株価

ヒーハイストが高値に向け反発、来期の業績好転に期待強い

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■半導体製造装置向けの回復に期待、カーレース向けも注目要因

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は3月12日、反発相場となり、468円(9円高)まで上げた後も堅調に売買され、2日前につけた2021年以来の高値474円に向けて出直っている。小径リニアボールブッシュ(精密直動機器)などの世界的大手で、2月中旬に発表した第3四半期決算を受けて相場水準を一段セリ上げ、以後もジリ高傾向が続いている。2025年3月期末を基準日として毎年株主優待を開始する。

 今期・25年3月期は各利益とも損失を見込むが、来期は半導体製造装置向けの回復による業績好転への期待がある。また、ホンダ<7267>(東証プライム)が26年にカーレースの最高峰「F−1」に復帰する計画を進めていることでレース用部品事業の拡大や話題性に対する期待もある。

 第3四半期決算では、レース用部品の売上が増加したことにより精密部品加工事業のセグメント売上高が前年同期比36.4%増加した。今期・25年3月期の予想を全体に据え置いたが、「スマート生産プロジェクト」の効果などにより前期比較では全体に損益の改善が進む見込みになる。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:30 | 業績でみる株価

【トランプ砲炸裂!】鉄鋼・アルミに25%関税発動、日本企業に直撃の恐れ

【輸出産業の危機と日本経済への影響】

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■アメリカの関税措置とその背景

 アメリカのトランプ政権は2025年3月12日午後1時(日本時間)から、輸入される鉄鋼およびアルミニウム製品に対して25%の関税を発動すると発表した。この措置は、国内製造業の保護と雇用確保を目的として導入され、従来の関税制度をさらに拡大するものとなる。日本を含むすべての国が対象となり、特に日本からの輸出製品に対する影響が懸念されている。さらに、ロシアからのアルミニウム製品には200%の関税が課されるなど、特定の国に対する厳しい制裁も含まれている。

 トランプ大統領は、安全保障上の観点から金属の過剰輸入を防ぐ必要があるとし、関税措置の正当性を強調した。日本政府はこの関税の適用除外を求めて交渉を続けているが、現時点では成果は得られていない。これにより、貿易摩擦の激化や世界経済への悪影響が懸念されている。

日本経済への影響と懸念

 日本は鉄鋼やアルミニウムの主要輸出国であり、この関税措置は日本経済に対して深刻な影響を及ぼす可能性がある。特に、自動車部品や航空機部品、半導体製造装置など123種類の製品が対象となるため、日本企業の競争力が低下する懸念が強まっている。輸出コストの増大により利益が圧迫され、国内の製造業にも波及する恐れがある。

 さらに、日本の鉄鋼業界では、2024年時点の鉄鋼輸出額が約3027億円とされており、関税導入による輸出減少が予測される。GDPへの影響は0.01%程度とされているが、長期的には貿易摩擦の激化が景気停滞につながる可能性もある。日本の経済界では政府に対し、関税の適用除外を強く求めるロビー活動が展開されているが、対応は依然として厳しい状況にある。

株式市場への波紋と投資家の不安

 トランプ政権の関税措置発表直後、アメリカ国内の鉄鋼・アルミニウム関連株が急騰する一方で、他産業では景気悪化の懸念が広がり、株式市場は動揺した。日本でも日経平均株価が6か月ぶりに3万7000円を下回り、今後の下落圧力が続くと見られている。特に、鉄鋼メーカーや輸出関連企業の株価は大きく影響を受けており、市場全体に慎重な姿勢が広がっている。

 また、関税措置による市場の不透明感が高まり、投資家のリスク回避の動きが顕著になっている。これに伴い、安全資産とされる円の需要が高まり、円高傾向が強まった。円高は日本の輸出競争力をさらに低下させ、鉄鋼業界だけでなく幅広い産業に影響を及ぼす可能性が指摘されている。

国際貿易への影響と今後の展望

 この関税措置の導入により、日本だけでなく欧州連合(EU)やカナダも対抗措置を検討しており、国際的な貿易摩擦が激化する恐れがある。特に、鉄鋼やアルミニウムの輸入依存度が高い産業では、消費者価格の上昇や建設コストの増加といった負担が増すことが予測される。日本政府は引き続きアメリカ政府との交渉を進める構えであるが、貿易環境の不透明さが今後の経済動向に大きく影響する可能性が高い。

 トランプ政権の関税措置は、日本経済だけでなく、世界経済全体に及ぶ広範な問題を引き起こしており、今後の動向から目が離せない状況が続いている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:28 | 特集

【株式市場】前場の日経平均は105円高、円安など好感されて買い直され銀行株なども高い

◆日経平均は3万6898円83銭(105円72銭高)、TOPIXは2695.86ポイント(25.14ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億8285万株

 3月12日(水)前場の東京株式市場は、円相場が1円前後の円安で始まったことなどを受け、日経平均は取引開始後に163円高の3万6956円まで上げ、その後は一進一退に転じたが前引けまで堅調に推移した。日銀総裁の衆議院での答弁を受けて長期金利が強含み、三井住友FG<8316>(東証プライム)第一生命HD<8750>(東証プライム)などが強く、防衛関連株も三菱重工<7011>(東証プライム)など軒並み反発した。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:12 | 今日のマーケット

三菱電機は次第高、『防衛事業説明会』の資料を公開、関心高まる

■防衛と宇宙の領域で高い技術力を保有、防衛事業の強みに

 三菱電機<6503>(東証プライム)は3月12日午前10時に『防衛事業説明会』の資料を公開し、株価は一段と強含んで7%高の2728.0円(166.5円高)まで上げ、反発幅を広げている。

 説明会資料では、防衛システム事業の概況として、「防衛力の抜本的強化にともなう防衛費増額を背景に、防衛事業は受注高・売上高ともに拡大」「契約制度改善により、利益率向上」などとし、2026年度に営業利益率10%以上を目指す、などとした。

 安全保障では宇宙領域が必要不可欠となっている中で、同社は「防衛の大規模システムと衛星システムの双方にプライムコントラクターとしての多くの実績があり、防衛と宇宙領域で高い技術力を保有」するとし、防衛事業の強みになっているとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:13 | 材料でみる株価

インフォマート、内田洋行ITソリューションズとセールスパートナー契約を締結

■フード業界及び建設業界のDX推進に向けて協業を開始

 デジタルの力であらゆる業務を効率化するインフォマート<2492>(東証プライム)は、3月12日内田洋行ITソリューションズ(本社:東京都江東区)と、セールスパートナー契約を締結したと発表。今後、両社共同でフード業界及び建設業界におけるバックオフィス業務のDX実現を支援していく。

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■契約締結の背景

 企業におけるDXの推進や働き方の多様な変化、法改正への対応等により、バックオフィス業務におけるペーパーレス化、デジタル化への変革が求められている。

 内田洋行ITソリューションズと同社、双方の重点顧客分野であるフード業界及び建設業界においても、企業間における「帳票業務のデジタル化」のニーズが高まっている。特にフード業界における受発注・請求関連業務のデジタル化と、建設業界における請求・契約関連業務のデジタル化への対応は急務である。今後も企業間の商取引に必要な様々な帳票類のデジタル化が加速するものと考えられる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:50 | IR企業情報

東海リースが急伸、業績・配当予想の大幅な増額修正など好感、ストップ高まで2円に迫る

■受注単価アップ、期末配当は60円(前回予想比20円増)に

 東海リース<9761>(東証スタンダード)は3月12日、急伸相場となり、取引開始後に22%高の2241円(398円)まで上げてストップ高まで2円に迫り、その後も2200円前後で売買され2018年以来の2200円台に進んでいる。11日午後に第3四半期決算と今3月期(2025年3月期)の業績・配当予想の大幅な増額修正などを発表し、注目が再燃した。

 今3月期(2025年3月期)の連結売上高の予想は24年4月に開示した前回予想を6.3%上回る見込みになり、営業利益は2.15倍に、親会社株主に帰属する当期純利益は2.18倍になる見込みとした。販売価格の改定などにより受注単価がアップしたことや、原価率が計画に対して3.4ポイント改善したことなどが要因。これを受け、3月期末配当も1株60円の予定(前回予想比20円増、前期比でも20円の増配)に見直した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:42 | 業績でみる株価

THEグローバル社は7年ぶりの高値に進む、旭化成ホームズとの業務資本提携を好感

■旭化成ホームズが9.88%出資、大規模分譲マンションなど共同展開

 THEグローバル社<3271>(東証スタンダード)は3月12日、再び一段高となり、午前10時にかけて8%高の784円(56円高)まで上げ、2018年以来の高値に進んでいる。6日午後、「旭化成ホームズ株式会社との業務資本提携」を発表し、期待の膨らむ相場になっている。

 発表によると、業務提携の内容は、@首都圏における大規模分譲マンションプロジェクトの共同開発、A不動産開発情報の有効活用、Bマンション関連事業のコストシナジー検討。旭化成ホームズはグローバル社の普通株式を279万5600株(2024年12月31日時点の発行済株式総数に対する割合9.88%)取得する。取得完了予定日は3月13日。グローバル社が展開する首都圏を基盤とした分譲マンション・収益物件開発事業を取り巻く環境は、中長期的な環境変化への対応が重要となっており、本業務資本提携によって経営基本方針の推進が強化され、企業価値の更なる向上が十分見込まれるとした。(HC)

■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:21 | 材料でみる株価

楽天銀行は上場来の高値を更新、業績好調、投資判断の引き上げが出ているもよう

■長期金利の上昇などでさらに業績上振れ余地も

 楽天銀行<5838>(東証プライム)は3月12日、再び上値を追う相場となり、取引開始後に8%高の6080円(449円高)まで上げて約1か月ぶりに上場来の高値を更新している。銀行系証券による投資判断の引き上げが出ているもよう。2月中旬に業績予想の増額修正を発表し、その後も長期金利の上昇などで事業環境に好風がふいているため、さらに業績上振れ余地が広がっているようだ。

 業績予想の増額修正では、「貸出金利息、買入金銭債権利息等の資金運用収益が拡大する一方、事業規模拡大により経営効率がさらに向上した結果、業績が、2024年 11月11日公表の2025年3月期連結業績予想の修正において前提とした進捗予想を上回っている」などとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:03 | 業績でみる株価

ゼリア新薬工業は調整一巡し急反発、25年3月期は大幅増収増益予想、3回目の上方修正に期待

 ゼリア新薬工業<4559>(東証プライム)は消化器分野が中心の医療用医薬品事業、および一般用医薬品のコンシューマーヘルスケア事業を展開している。第11次中期経営計画では、好調な欧州事業に加えてアジア地域での事業展開も推進する方針としている。25年3月期は医療用医薬品事業、コンシューマーヘルスケア事業とも伸長して大幅増収増益予想(2月5日付で2回目の上方修正)としている。さらに3回目の上振れ余地があり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は調整一巡して2月の直近安値圏から急反発している。戻りを試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:01 | アナリスト銘柄分析

イノベーションホールディングスはボックス上放れ、25年3月期は大幅増益予想で配当を大幅上方修正

 イノベーションホールディングス<3484>(東証プライム)は、飲食業の小規模事業者を中心とする出店希望者向けに居抜き店舗を転貸借する店舗転貸借事業を主力としている。転貸借物件数の増加に伴って賃料収益を積み上げるストック型ビジネスであり、旺盛な個人・小規模飲食事業者の出店需要に対応するため積極的な人材育成と仕入を継続している。25年3月期は大幅増益予想(24年11月13日付で利益予想を上方修正)としている。店舗転貸借事業において転貸借物件数が順調に増加する見込みだ。通期利益予想に再上振れ余地があり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。なお3月5日に25年3月期配当予想の大幅上方修正を発表した。株価は配当予想の上方修正も好感してボックスレンジから上放れの形となった。戻りを試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:01 | アナリスト銘柄分析

ミロク情報サービスは調整一巡、25年3月期は増収増益予想、期末に向けてストック収益積み上げへ

 ミロク情報サービス<9928>(東証プライム)は財務・会計ソフトをベースとして、クラウド・サブスク型収益モデルへの転換加速、統合型DXプラットフォーム戦略、サステナビリティ経営などを推進している。25年3月期は増収増益予想としている。新規顧客獲得による顧客基盤の拡大、サブスクリプション型への移行加速などにより、人件費増加などの先行投資を吸収する見込みだ。サブスクリプション型への移行加速により、期末に向けてストック収益が積み上がることが予想され、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は戻り高値圏から反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:00 | アナリスト銘柄分析

神鋼商事は下値固め完了、25年3月期は上振れ余地、EV・自動車軽量化関連や資源循環型ビジネス関連を推進

 神鋼商事<8075>(東証プライム)はKOBELCO(神戸製鋼グループ)の中核商社として鉄鋼製品、鉄鋼原料、非鉄金属、機械、溶接材料・機器などに展開している。新中期経営計画2026では基本方針として収益力の強化、投資の促進、商社機能の強化に加え、サステナビリティ・人的資本・資本コスト経営を推進し、企業価値向上を目指すとしている。25年3月期(24年11月7日付で営業利益を上方修正)は期初予想に比べて営業減益幅が縮小する見込みだ。第3四半期累計の進捗率が順調だったことを勘案すれば、通期会社予想に上振れ余地があり、積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。なお基準日25年3月31日(効力発生日25年4月1日)で株式3分割する。株価は下値固め完了感を強めている。指標面の割安感も評価材料であり、出直りを期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:00 | アナリスト銘柄分析

京写は調整一巡し上値を試す展開へ、25年3月期は大幅営業増益予想、指標面の割安感も評価材料

 京写<6837>(東証スタンダード)はプリント配線板の大手メーカーである。成長に向けて6つの重点戦略(グローバル生産・販売戦略、企業間連携戦略、効率化戦略、技術戦略、財務戦略、人財戦略)を推進し、独自のスクリーン印刷技術を活用したグローバルニッチトップメーカーを目指している。25年3月期は自動車関連を中心に需要が堅調に推移して大幅営業増益予想としている。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は戻り高値圏から反落したが、低PERや1倍割れの低PBRなど指標面の割安感も評価材料であり、調整一巡して上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:59 | アナリスト銘柄分析

LINEヤフーが高値を更新、業績好調で「LINEポケットマネー」の拡大報道も好感

■消費者ローン新興勢力の伸び目立つとされ注目強まる

 LINEヤフー<4689>(東証プライム)は3月12日、再び一段と上げて始まり、取引開始後は5%高の539.8円(24.2円高)まで上げ、2日ぶりに昨年来の高値を更新している。今期・2025年3月期は2期ぶりに最高益の見込みなど業績推移に期待がある上、12日は、消費者ローンの動向について「LINEクレジットやメルペイなど新興勢力の伸びが目立つ」(日本経済新聞3月12日付朝刊)と伝えられたことも買い材料視されている。

 LINEクレジットの個人向け融資サービス「LINEポケットマネー」の累計貸付実行額は24年に2000億円を超えたと伝えられた。メルペイなどとともに、手軽に利用できる点が拡大の要因になっている。LINEヤフーの株価については。野村証券が2月中旬に目標株価を523円から569円に引き上げたと伝えられた。(HC)

■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:37 | 材料でみる株価

日経平均は30円安で始まる、NY株はダウ478ドル安など主要指数が続落

 3月12日(水)朝の東京株式市場は、日経平均が30円01銭安(3万6763円10銭)で始まった。為替は1ドル147円台に戻り円安となっている。

 NY株式はダウが478.23ドル安(4万1433.48ドル)と2日続落、S&P500種、NASDAQ総合指数、半導体株指数SOXも2日続落。

 CME(シカゴマーカンタイル取引所)の日経平均先物は3万6525円となり、東京市場11日の現物(日経平均)終値を268円下回った。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:09 | 今日のマーケット

【注目銘柄】ホクリヨウは業績再上方修正、再増配を見直し割安株買いが再燃、更なる業績修正の可能性も

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■業績と配当を二度上方修正、純利益は過去最高を連続更新へ

 ホクリヨウ<1384>(東証スタンダード)は、前日11日に11円高の1425円と変わらずを含め3営業日ぶりに反発して引け、今年2月13日につけた昨年来高値1479円を視界に捉えた。同社株は、今2025年3月期業績を昨年11月、今年2月と2回上方修正し、つれて今期配当の2回の増配も発表しており、割安修正期待のバリュー株買いが再燃した。この業績修正は、昨年10月に1例目の鳥インフルエンザ感染症の感染が確認されて以来、今年1月19日までで、全国で693万羽の採卵鳥が殺処分され、鶏卵相場が上昇していることが要因となっており、鳥インフルエンザ感染症の季節が、まだ続き足元の鶏卵相場がなお高値水準で推移していることから、3回目の業績上方修正の可能性もあるとして支援材料視されている。

■鳥インフルエンザの感染拡大で鶏卵相場が反転し純利益は連続過去最高

 同社の今3月期業績の上方修正は、1回目は純利益のみにとどまった。期初予想の9億6000万円を15億2200万円(前期比8.1%減)に引き上げたもので、鳥インフルエンザに感染した採卵鶏を殺処分したことによる令和6年度「へい殺畜等補助金」を特別利益7億3100万円として計上したことが要因となった。一方、今年2月の2回目の上方修正は、鳥インフルエンザの感染拡大で鶏卵相場が上昇したことが要因となった。今期第3四半期の鶏卵相場は、北海道Mサイズで1キログラム=249.19円(前年同期比77.52円安)、東京Mサイズで238.99円(前年同期比65.13円安)と下落したが、第2四半期のそれぞれ226.82円、215.99円からは上昇した。このため今期業績は、期初予想より売り上げを1億2000万円、営業利益を3億6000万円、経常利益を3億7400万円、純利益を昨年11月の上方修正値より4億5200万円引き上げ、売り上げ193億円(前期比2.1%増)、営業利益17億3000万円(同22.9%減)、経常利益18億400万円(同22.1%減)、純利益19億7200万円(同19.2%増)と見込んだ。営業利益と経常利益はまだ前期比減益となるが、純利益は期初の減益転換予想が増益となり、連続の過去最高更新となる。なお足元の鶏卵相場は、320円レベルで推移している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:18 | 注目銘柄

リボミックと味の素、抗体融合技術で特許出願、核酸アプタマーと抗体の融合で医薬品動態改善へ

■次世代医薬品の飛躍へ、血中半減期延長技術を開発

 リボミック<4591>(東証グロース)は3月11日、味の素<2802>(東証プライム)と共同で開発を進めてきた抗体Fc領域融合を活用した核酸アプタマーの動態延長技術に関する特許を出願したと発表。リボミック独自の核酸アプタマー技術と味の素の抗体−薬物複合体製造技術「AJICAPR」を組み合わせ、核酸アプタマーとFc領域を共有結合させたコンジュゲート体を開発。これにより核酸アプタマーの血中半減期が飛躍的に延長され、次世代医薬品の実現に向けた重要な技術として期待されている。

 この技術は従来のポリエチレングリコール(PEG)修飾技術に代わる新たな方法として、核酸アプタマーの薬物動態を革新的に改善する可能性がある。アプタマー医薬品が抗体医薬と同等の血中滞留性を獲得できれば、医薬品開発に大きな進展がもたらされる見込みだ。さらに、この技術は核酸医薬開発における世界標準となる可能性もある。

 今回の特許出願に関して、リボミックは2025年3月期の通期業績には影響がないとしている。同社はアプタマー医薬品の開発を中心に、疼痛、眼障害、骨疾患など幅広い医療ニーズに応える創薬活動を展開。味の素グループは「Eat Well, Live Well.」のスローガンのもと、アミノサイエンスを活用し、医薬・食品分野での成長を目指していく。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:08 | IR企業情報

アジャイルメディア・ネットワーク、東京書店をの株式を追加取得し持分法適用関連会社化へ

■事業連携を強化し、出版・マーケティング分野での成長を目指す

 アジャイルメディア・ネットワーク<6573>(東証グロース)は3月11日、開催の取締役会で、東京書店の株式を追加取得し、同社を持分法適用関連会社とすることを決定したと発表。2024年12月に東京書店の株式5%を取得しており、今回新たに同社株式の約25%を追加取得することで、持株比率は30%となる。この株式取得は、両社の事業提携をさらに推進し、出版事業やマーケティング活動の強化を目的としている。

 今回の株式取得額は約1589万5000円であり、2024年10月31日発行の新株予約権による調達資金から拠出する。東京書店の純資産や発行済株式数を踏まえて算定されたもので、株式譲渡の実行は2025年4月1日を予定している。なお、今回の株式取得により、東京書店の当期純利益がアジャイルメディアの持分法投資利益として計上される見込みである。

 同件は、アジャイルメディアの2025年12月期連結業績に影響を与える可能性があるが、現時点では同業績予想には反映していない。今後の業績への影響については、新たな情報が判明次第速やかに公表する予定である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:07 | IR企業情報

バルニバービ、不動産SPCエナビードゥーエの普通株式を取得し子会社化

■淡路島プロジェクト関連会社の完全子会社化を決議

 バルニバービ<3418>(東証グロース)は3月11日、取締役会においてエナビードゥーエの普通株式を取得し、完全子会社化することを決議したと発表。エナビードゥーエは淡路島北西海岸での地方創再生プロジェクト「Frogs FARM ATMOSPHERE」のエリア不動産開発を目的として、バルニバービとNECキャピタルソリューションの共同出資により2021年に設立された不動産SPCだ。

 現在のエナビードゥーエの株主はNECキャピタルソリューション<8793>(東証プライム)の100%子会社であるNCSアールイーキャピタルとなっている。バルニバービはNCSアールイーキャピタルから普通株式10株を10万円で取得し、エナビードゥーエへの貸付と金融機関等への借入完済を行うことで金利コストを低減する。これにより、開発エリアにおけるバルニバービの支払家賃(年間約14300万円)を圧縮し、損益の改善を図る狙いがある。

 株式譲渡は2025年3月14日に実行される予定だ。なお、バルニバービはすでにエナビードゥーエの種類株式(無議決権株式)90株を保有しており、今回の普通株式取得によって議決権所有割合は100%となる。また同日、バルニバービからエナビードゥーエに対して85000万円の貸付が行われる予定だ。同件によるバルニバービの2025年7月期業績予想への影響はないとしている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:06 | IR企業情報

THEグローバル社、旭化成ホームズと業務資本提携を締結、首都圏マンション開発強化へ

■大規模分譲マンションの共同開発など3分野で協業

 THEグローバル社<3271>(東証スタンダード)は3月11日、旭化成ホームズとの業務資本提携契約を締結したと発表。提携内容は首都圏における大規模分譲マンションプロジェクトの共同開発、不動産開発情報の有効活用、マンション関連事業のコストシナジー検討の3点。資本提携により旭化成ホームズは発行済株式総数の9.88%にあたる279万5600株を取得する予定である。

 両社は、3月11日の取締役会決議および契約締結後、3月13日に株式取得を完了する見込みだ。THEグローバル社は「不動産価値創造企業」として既成概念に囚われない新しい発想による価値創造を経営基本方針としており、今回の提携によってその推進が強化されると考えている。

 旭化成ホームズは1972年11月設立、資本金32.5億円の旭化成<3407>(東証プライム)100%子会社で、戸建住宅事業、集合住宅事業などを展開している。2024年3月期の売上高は4,009億5200万円、純資産は1,190億5200万円。今回の提携による2025年6月期業績への影響は軽微だが、中長期的にはTHEグローバル社の企業価値向上に貢献すると見込まれる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:04 | IR企業情報

AI CROSS、株主優待にデジタルギフト「デジコ」導入、オンラインと電話で選択可能

■6000種以上から選べるギフト、即時発行も

 AI CROSS<4476>(東証グロース)は3月11日、株主優待の申し込み手続きに、DIGITALIOが提供するデジタルギフト「デジコ」を導入したと発表。これにより、株主はオンラインまたは電話(IVR自動音声応答)で、自身に合った方法を選択できるようになった。背景には、株主優待のデジタル化が進む中で、株主の利便性を向上させる狙いがある。特に、デジタル操作が苦手な株主向けに、IVRを活用した電話手続きを提供する点が特徴だ。

 「デジコ」は、QUOカードPayやAmazonギフトカードなど、6000種類以上の電子マネーやポイントと交換できるデジタルギフトサービスだ。企業のキャンペーンや株主優待など、幅広い用途で活用されている。株主優待券に記載されたQRコードを読み取ることで、希望のデジタルギフトを簡単に選択できる。また、即時発行が可能であり、企業のキャンペーン施策や株主優待に迅速に対応できる。

 AI CROSSは、株主優待の手続きにおける選択方法を多様化し、選択の幅を広げることを目的に、デジコの導入を決定した。主な方法は、スマートフォンやPCを活用したオンライン手続きと、IVRを利用した電話手続きの2つ。これにより、すべての株主がストレスなく簡単に優待手続きを行えるようになった。同社は今後も、株主優待制度の利便性向上を目指し、最新技術を活用したサービス改善に取り組む。また、株主優待の申し込み時に、同社からのSMSなどでの連絡についての許諾確認を実施し、同社サービスである「絶対リーチ!SMS」および「絶対リーチ!RCS」を活用して、株主への情報提供を検討する。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:03 | IR企業情報