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2025年04月06日

【小倉正男の経済コラム】時価総額970兆円消滅、トランプ相互関税で世界経済は暗転 石破総理の打開案とは

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■「世界暗黒の日」=970兆円の時価総額が一挙に消滅

 世界の激震が止まらない。4月3日NY株価(ダウ工業株30種平均)は1679ドル安の大暴落となった。それで一段落どころか、週末の翌4日には2231ドル安となり、ダウは3万8314ドルで引けている。史上3番目の大幅下落、ダウはついに4万ドルの大台を大幅に割り込んだ。連日の大暴落、しかも先行き不安定感は解消されていない。

 トランプ大統領の「相互関税」に対抗して、中国が報復関税に踏み切っている。トランプ大統領は中国に34%の相互関税を課したが、中国も同率の34%報復関税で対抗。世界は引き返しがつかない「関税戦争」に突入したことになる。トランプ大統領の「相互関税」で世界は暗転、「世界不況」=景気後退という暗黒に一気に覆われている。

 トランプ大統領は、相互関税の発効は「解放の日」と相変わらず身勝手な言動を続けている。ウォール・ストリート・ジャーナルによると世界の時価総額は970兆円(6兆6000億ドル)規模で一挙に消滅している。ひとえにトランプ大統領の「関税戦争」に因る。日本の国家予算(一般会計)の8〜9年分にあたる巨額が吹き飛んでいる。

 普通にいえば、トランプ大統領による「世界暗黒の日」、あるいは「世界不況の日」と名付けられるものだ。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:33 | 小倉正男の経済コラム