2008年10月19日
不二越 次世代超硬ドリル「アクアドリルEX」の販売開始
■次世代超硬ドリル「アクアドリルEX」を発売
不二越<6474>(東1)は10月21日より、多様な被削材と切削条件に適応し、安定した高精度・高能率加工を実現する次世代超硬ドリル「アクアドリルEX」を開発し、発売を開始する。
アクアドリルEXは、住友電工ハードメタル(株)と共同ですすめてきた切削性能や切りくず排出性に関する研究をベースに、基本的な設計思想を共有して商品化した超硬ドリルであり、初の共同開発商品となる。
切削加工の分野では、環境問題への配慮から、高能率加工・サイクルタイム短縮による消費電力の低減、ドライ加工・MQL加工による切削油剤の削減や、加工機械の小型化、省エネ・省スペース化といったニーズが近年急速に高まっており、「アクアドリルEX」は切削抵抗の低減と切りくず排出性を両立させた、新しい刃先形状を採用することで、広範な被削材や小型化・低剛性化がすすむ加工機械に適応し、安定した高能率加工を実現した。また新開発の“アクアEXコート“を施し、ドライ加工への対応やウェット加工での高速性能を一段と高めることで、環境負荷の低減に成功した。
売上目標としては 初年度に15億円 、2011年度には30億円(アクアドリルシリーズ全体)達成を目指している。
【株価診断】 主力取引先である自動車業界の業績下方修正、生産調整の動きは懸念材料となっているが、現状国内及びアジア向け工作機械の受注は堅調に推移、ベアリングなど部品事業分野においても高機能製品を中心に国内、アジア及び欧州諸国で動きは活発さを維持しており、下ブレ懸念は少ない。2日発表されている今3Qも売上高が前年同期比8.7%増、営業利益は同7.4%増、最終利益は同6.8%増を達成している。通期も増収増益を予想。
株価は10日に年初来安値となる180円まで下げたが、翌日には200円の大台を回復。その後も調整を経ながらも大台を維持していることから、今が底値圏と捉えられる。配当利回りは17日終値(200円)換算で4.15%と高水準であり、買い好機と言えよう。
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