松風<7979>(東大2)が歯冠用硬質レジン「セラマージュ」に今回ホワイトニング色を増色すると発表した。
「セラマージュ」は美しさ、強度、簡便操作に優れた硬質レジンとして人気を誇り、今回、ホワイトニングシェード色を4色追加したことで色調再現性の幅がさらに広がった。この増色でセラマージュシステムの構成品は合計119種類(オペーク含む)のラインナップとなった。
特徴としてはサービカルやオペークデンティンを必要としないシェードシステムのため、少ない色数でホワイトニングシェードの色調再現が可能となったこと、 各シェード間の明度、彩度、色相については系統立てて色調設計されているため、色調感覚がつかみやすくなったこと、さらに陶材「ヴィンテージシリーズ」のホワイトニングシェードに対応しているため、コンビネーションワークでも色調の適合が可能となったことなどが挙げられる。
同社のデンタル関連事業は好調が続いているが、今回の増色で収益の追い風となることが期待される。
【株価診断】 8日に年初来安値となる610円まで下げたが、底値到達感からその後反発。売買不成立を挟み、昨日終値ベースで6連騰となっている。
今中間決算数値が気になるところではあるが、直近PERは15倍強と未だ割高感はない。同業の上場企業は少なく、ニッチ感から今後の好業績が確認出来れば、人気が沸騰する可能性もある。
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2008年10月24日