
それによれば、売上高は338億75百万円(前年同期比5.6%増)、営業利益は14億20百万円(同2.1%減)、経常利益は15億55百万円(同5.9%減)、四半期純利益は11億3百万円(16.6%増)となった。
製紙用薬品事業においては国内製紙業界の生産調整、中国製紙業界の減速傾向から、やや厳しい展開を余儀なくされたが、主力の工業用樹脂事業において、国内向け印刷インキ、塗料、粘着・接着剤業界はやや低調に推移したものの、光硬化型樹脂、オフセットインキ用樹脂、粘着・接着剤用樹脂、超淡色ロジン、電子材料用配合製品および機能性ファインケミカル製品の売上が堅調に推移同部門における売上高は前年同期比8.2%の増収となった。
利益面においても光硬化型樹脂や電子材料用配合製品などの高付加価値製品の拡販により、営業増益となった。
通期では売上高は前期比6.5%増の705億円、営業利益は同3.9%増の31億5000万円、最終利益は同9.8%増の19億5000万円を見込む。
株価的には10月29日に年初来安値となる701円まで下げたものの、底値到達感から上昇トレンドに転じ、昨日終値は終値1021円と4桁大台乗せ。同時に4連騰となっている。このあたりで押し目買いを狙いたいところである。
◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!