キリン堂<2660>(東1)は、大阪府吹田市の中心地である江坂の東急ハンズ前に、ビューティ強化型の実験店『Cosme de lu-up(コスメ デ ルアップ)江坂西店』を、2008年11月11日(火)にオープンすることを発表した。
同店はキリン堂初の都心型2階建て店舗となり、「女性の美をサポートする総合ソリューションの提供」というコンセプトに基づき設計、これまでの同社の既存店舗にはない実験店舗となる。
1階は、ドラッグストアが提案するコンビニエンス≠ベースに、医薬品や健康食品はもちろんのこと、食品や雑誌などのコンビニ需要にも応える売場作りとする。
2階は、各社制度化粧品を取り揃えるのはもちろんのこと、関西初のブランド導入も計画。また今回新しい試みとして、エステサロン、ネイルサロンを併設する予定である。ケア価格も1575 円(税込み)からと、手軽さをセールスポイントとする。ネイルサロンは、阪神タイガース今岡 誠選手の夫人がオーナーを務める「R DECO(アールデコ)」をテナントで誘致。キレイになれて、リラックス、リフレッシュできる空間を提案する。さらに若者の発信基地となっている「渋谷109」の人気香水店「ココブランシェ」を誘致することで江坂からの最新情報発信を目指す。
同社は同業のアライドハーツ・ホールディングス<3062>(JQと経営統合に向けた協議を進展させており、今期に入り積極的な経営姿勢が鮮明化してきている。関西地区でのドミナント戦略に向けて、従来のドラッグストアの既成概念に捉われない、多様な店舗展開を目指すことでさらなる事業拡大を目指していく方針。
【株価診断】 10月10日に年初来安値となる317円まで値を下げたが、底値確認からその後急反発。同月28日から5日まで終値ベースで6連騰を演じた。本日も現在1円高の461円をつけ、これで10月10日の年初来安値から半値戻しとなった。
今後経営統合など流動的な要因も抱えているが、未だPERは6倍台半ばと割安感が強く、配当利回りも昨日5日終値(460円)換算で4.35%と高水準。今期は3円増配(年間20円)を予定しており、ここは押し目買い好機である。
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2008年11月06日