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2008年11月07日

星光PMCの2Qは純利益163.1%増、製紙用薬品事業の収益改善進む

4963hp 星光PMC<4963>(東2)が6日発表した09年3月期第2四半期連結決算は、売上高129億3800万円(前年同期比6.6%増)、経常利益6億3100万円(同113.9%増)、純利益3億4200万円(同163.1%増)と増収を確保し、大幅な増益となった。
 事業のセグメント別の業績をみると、製紙用薬品事業は売上高93億7800万円(同7.9%増)、営業利益5億3400万円(同180.8%増)。製紙業界は第2四半期累計期間の紙・板紙の国内生産が1560万トンと前年同期比で微増に止まり、国内市場が伸び悩むなか、中国市場での積極的な拡販を中心に、サイズ剤・紙力増強剤等の売上増加に努めた。利益面では、増収効果に加え、生産性向上・コストダウン、及び中国事業における収益改善が大いに寄与した。
 印刷インキ用・記録材料用樹脂事業は、売上高35億6000万円(同3.1%増)と増収を確保したものの原燃料費の高騰を吸収しきれず、営業利益6700万円(同24.5%減)となった。印刷インキ業界では印刷インキの生産がほぼ横ばいであったが、オフセットインキ用樹脂、水性インキ用樹脂の売上が増加した。記録材料用樹脂は微減となった。
 通期連結業績予想は、売上高263億円(前期比4.8%増)、経常利益11億5000万円(同75.4%増)、純利益6億5000万円(同165.5%増)を見込む。売上高は従来予想を11億6000万円引き下げているが、利益については変更しておらず、収益体質の強化が進んでいることが窺える。 

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 04:16 | IR企業情報