
2Q売上高は前年同期比2.2%増の323億2400万円、営業利益は同186.4%増の13億6900万円、経常利益は同207.7%増の13億9400万円、最終利益は前年同期の赤字から9800万円の黒字転換となった。
主力の船舶部門では前年同期には受注のなかった新造船において、各種バルクキャリアーを9隻受注したほか、新造船の引渡し隻数は5隻で前年同期間より1隻減少したものの、船価が改善したこと及び修繕船売上高も増加したことから全体の売上増加を牽引した。
利益面においても新ゴライアスクレーン2基の稼動による操業量の増加とコストダウンから採算が改善、陸上部門も採算性が回復し、大幅な営業・経常増益につながった。
通期に関しては、上期積み上げた受注の売上が見込まれること、厳しい展開の続いていた陸上部門も、建設用エレベーターや化粧品製造機械等の採算向上が見込まれることから、11月4日に利益面を上方修正し、売上高は前期比4.2%増、営業利益は同5.2%増となる見通し。
7日終値(141円)換算での配当利回りは3.55%と1部全銘柄平均2.45%を上回り、インカム銘柄としての魅力も高い。直近PERは5倍強と依然割安水準であり、今が仕込み時と言えるだろう。
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