株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

2008年11月08日

うかい 表参道うかい亭は順調に売上を伸ばす

うかいのホームページ うかい<7621>(JQ)の09年3月期第2四半期連結業績は、売上高67億4900万円(前年同期比3.8%増)、経常利益3億300万円(同3.5%減)、純利益1億5300万円(同0.1%減)と増収減益となった。純利益に関しては、「うかい竹亭」の水害に伴う損失として900万円を計上する一方で、保険金による利益として3800万円を計上している。
 米国発のサブプライムローン問題により、世界中の金融業界が投資の選別を強化したことにより、国内でも貸し渋り、貸し剥がしといった問題が発生し、消費動向にも影響を与えてきている。そのような状況であることから、昨年11月にオープンした「表参道うかい亭」は順調に売上を伸ばしているものの既存店の売上高は前年同期を下回っている。
 事業別に見ると、飲食事業は先述した「表参道うかい亭」が順調である他、「東京芝とうふ屋うかい」の客単価が上昇しているなど明るい話題もあるが、既存店の売上げは8月中旬以降、法人需要とランチタイムの主婦層の顧客減少が顕著になっている。一方利益面では、高騰する原材料に対応するためにメニュー構成を工夫することで、原価率の上昇を抑えている。また、人員効率や広告宣伝費の見直しも図っている。売上高は55億3600万円、営業利益7億2700万円。
 文化事業では、箱根周辺の集客が大幅に減少する中、「箱根ガラスの森」も団体客を中心に来館者数が減少したが、「河口湖オルゴールの森」の来館者数が前期比15%増加したことで増収となっている。売上高12億1300万円、営業利益1億5500万円。
 財政状態に関しては、総資産は前期末比4億8700万円減の155億2400万円、負債合計は6億700万円減の104億5200万円、純資産は1億1900万円増の50億7100万円。したがって、自己資本比率は30.0%と1.5ポイント改善し、財務体質の健全化が進んでいる。
 40年の実績を背景に東京の中心部といえる銀座、芝、表参道に出店し、すべて成功していることから事業規模は急速に拡大している。しかし、今期は足元を固める時期として、利益の確保を重視して、数年間続いてきた大規模店舗の出店を控えている。判断は的確だったといえる。
 通期連結業績予想は、売上高138億円(前期比5.0%増)、経常利益6億5000万円(同39.6%増)、純利益3億6300万円(同86.8%増)と増収増益の見通し。営業利益は8億3900万円(同29.7%増)と最高益更新を見込んでいるが、下期に既存店の売上を如何に持ち上げるかに懸かる。
 配当に関しては、年間14円(期末一括)と4円の増配を予想している。

>>うかいのIR企業情報


◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:17 | IR企業情報