
キャッシュ・フローを見ると、営業キャッシュ・フロー2億1200万円、投資キャッシュ・フローは△1億7200万円、財務キャッシュ・フローは△5500万円。営業キャッシュ・フローの範囲内で、投資を行い、残りを財務活動(自己株式の取得費用)に回すという健全な事業運営である。
財務状態も、自己資本比率は90.6%と1ポイント改善し、有利子負債ゼロと超健全な財務内容といえる。
同社は企業信用情報提供会社の有する約190万社の企業情報の信用力を定量化し、インターネット経由で与信情報を提供するサービスを行っている。さらに、今期よりビジネスポータルサイトを運営。この他に、コンサルティングサービスを行っている。
サービス別売上高を見ると、与信管理サービスの売上高は6億5700万円(同16.4%増)。ビジネスポータルサイト(「J−MOTTO」会員向けサービス)の売上高は2億3500万円。コンサルティングサービスの売上高1億7700万円(同0.5%減)。
景況感が悪化する中で、相次ぐ大型倒産も発生し、与信管理のニーズが盛り上がりをみせ、利用が促進し、サービスの浸透度が向上したことが大幅増収の主な要因としている。
通期連結業績予想は、売上高22億5600万円(前期比19.8%増)、経常利益1億8000万円(同6.0%増)、純利益1億700万円(前期は△1億1400万円)と増収増益を見込んでいる。
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