企業情報オンライン(総合版) - You Tube
2009年02月23日

アイケイコーポレーション 今期予想PER2.76倍は見直し余地大

近況リポート

株式会社アイケイコーポレーション 「バイクを買うならバイク王」のコマーシャルで知られるアイケイコーポレーション<3377>(東2)の株価は依然として低迷したままである。業績は過去最高益更新を継続中で、財務内容も全く不安無く、実質無借金。今09年8月期連結業績予想も売上高274億800万円(前期比11.5%増)、営業利益21億2800万円(同14.2%増)、経常利益21億6600万円(同13.7%増)、純利益11億2200万円(同32.3%増)、1株当り純利益7352円04銭と最高益更新を見込んでいる。
 ところが1月9日発表した第1四半期連結業績は、売上高59億8300万円(前年同期比5.1%増)、営業利益1億400万円(同71.0%減)、経常利益1億2000万円(同67.0%減)、純利益5000万円(同64.6%減)と増収ながら大幅減益であった。
 5.1%の増収でありながら、大幅減益となった要因は、原価率が0.42ポイント、販管費も4.2ポイント上昇したことにある。その理由は、仕入からオークション販売まで2週間の短期間であるが、急激な円高で、海外バイヤーが買い控え、オークション相場が下がったことも影響している。
 しかし最大の理由は、中古バイクの直接買取り仕入台数は11.0%増、販売台数も8.0%増と順調ではあるが、今後のビジネスを更に拡大させるために、3年間かけて小売販売のビジネスモデルを確立する計画。そのための準備として、昨年の反省として、来店者のニーズに応えるために、車種を増やすため仕入台数の3%を在庫として抱えた影響である。
 小売販売では、新ブランドとして「バイク王ダイレクトSHOP」を中心に展開していく。しかし、まだその準備段階であり、店舗拡大のためのビジネスモデルを模索中というところ。小売販売により、一般顧客との接点を増やすことで、全国のバイクファンのニーズをより多く汲み取ることで、事業の拡大を計る計画。
 買取りショップの全国展開は、最終段階といえる状況で、新規出店の一方で、経営の効率化のため店舗の統廃合を図っている。今期は16店舗出店し、9店舗統合する計画。
 バイクの小売販売店のビジネスモデルを確立するため、在庫が嵩んだこと、仕入から販売の2週間でも調整できなかったような急激な為替相場の変動により、第1四半期の業績は大幅減益となっているが、第2四半期までは減益予想で、下期以降は軸足をオークション販売に移し、発表通りの業績を達成する計画。中古バイクのニーズは高く、仕入、販売とも好調であることから、今期業績予想の数字の達成は十分に可能。
 株価は、第1四半期業績発表後1月15日に最安値1万8510円をつけ現在2万円飛び台。PER2.76倍である。最高益更新企業で、今期も大幅最終増益を見込む企業としては余りにも低評価。今後株価の見直しが始まるものと思われる。

◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:03 | IR企業情報