
2009年11月期は、学生マンション4棟の新規オープンなどで、管理戸数は前期比1割増の6200戸強へ拡大する見込みだ。首都圏を地盤とするため、入居率は高水準の模様である。学生支援事業も順調な模様だ。しかし、前期に計上した自社開発の学生マンション売却益10億円が一巡するため、最終利益は前期比半減となる見込みだ。
株価の動きを見ると、3月の安値圏から反発したかに見えたが、13週移動平均線が上値抵抗線となる形で反落し、再び安値圏に接近している。これは、09年11月期の大幅減益と減配の見通しなどに加えて、不動産関連に対する不透明感も嫌気されていると考えられる。PBRなどの指標面には割安感も浮上しているが、出直りには業績面の好材料、信用不安の後退など、買い安心感が必要だろう。
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