
2009年3月期の業績は、心臓ペースメーカーの公定価格下落を新製品効果などで補ったが、経常利益は微減益だった模様だ。10年3月期の業績については、主力の心臓ペースメーカーや自社製カテーテルなどは順調だが、人工血管の仕入れ先との販売契約が09年3月末で終了するため、減収減益となる見込みだ。
株価の動きを見ると、昨年秋の安値圏からは反発した水準だが、上値も重い展開である。また、3月期末の配当権利取りの買いが一巡した後は軟調な展開となっている。大勢としては、13週移動平均線を挟む形でのモミ合い展開だろう。実績PBRや配当利回りには割安感が強く、見直し買いも期待される水準だが、本格的な出直りには業績面の好材料も必要だろう。
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