
2009年9月期通期業績について4月8日に、売上高予想の下方修正と、営業利益、経常利益、純利益予想の上方修正を発表した。マンション工事の減少などで前期比17%減収の見込みだが、粗利益率の改善や人件費の削減が寄与して、営業利益は同64%増、経常利益は同113%増、純利益は同86%増の大幅増益となる見込みだ。
株価の動きを見ると、通期利益予想の上方修正発表を材料視し、直後に出来高が増加して動意づいたかに見えたが、その後は上値の重い展開だ。大勢としてはモミ合い展開だろう。日本技術開発への敵対的TOBなどで注目を集めた時期もあったが、その後の業績悪化や戦略転換などの混乱でイメージダウンした感は否めない。09年9月期業績は大幅増益見込みだが、1株利益は依然として低水準である。値動き自体は材料視されるが、ファンダメンタルズ面を評価して上値を試すには材料待ちか。
>>夢真ホールディングスのIR企業情報
◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!