
世界的な景気悪化の影響で、特に米国など、海外の需要先における設備投資抑制が懸念されている。10年3月期の業績は、金型投資負担の軽減や、セハージャパンの洗浄剤・除菌剤販売も寄与する見込みだが、弱含みとなる可能性も考えられる。
株価の動きを見ると、昨年秋の安値圏から反発した後は、13週移動平均線がサポートラインの形となり、26週移動平均線も突破して、出直り感を強める展開だ。PBRは依然として1倍を大きく割り込んでおり、割安感の強い水準である。薄商いが難点だが、下値を切り上げる展開も期待できるだろう。ただし10年3月期の業績見通しには注意が必要だろう。
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