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2009年05月12日

事業の多様性を活かすキムラユニティ:本格的回復への助走開始は下期から

キムラユニティーホームページ キムラユニティー<9368>(東・名1)は、厳しい事業環境の中、2009年3月期連結業績は大幅な落込みとなったが、10年3月期は、上期こそ伸び悩むものの、下期からは同社事業構成の特徴である事業の多様性を活かし、業績落込みからの本格的回復へ向けた助走となりそうだ。通期連結業績は売上高35,600百万円と引き続き6.2%の減と伸び悩むが、利益面では物流事業並びにその他事業が前09年3月期利益実績を上回り、自動車サービス事業の落込みをカバーしグループ全体として増益を確保できる見込み。

 09年3月期は、物流サービス事業の包装事業、格納器具製品事業ともに減収となり、減収に伴うコスト削減が遅れ、335百万円と前期比75.5%減益であった。
 自動車サービス事業は、車両リース事業売上高1.2%増、車両整備事業売上高0.8%減、自動車販売事業売上高19.9%増、カー用品販売事業売上高同27.0%減、保険代理店事業売上高8.9%減と事業により増減まちまちであったが事業部門全体売上高12,468百万円で0.2%の増収となった。営業利益は主要商品の車両リース事業がリースアップ車売却単価下落等が影響して原価率が悪化、前期比7.7%減益の737百万円に止まった。
 その他の事業は、情報サービス、人材サービス事業ともに1.9%、22.1%それぞれ減り、同部門全体売上高も12.2%減の2,832百万円となった。半面営業利益は情報サービス事業のシステム開発体制の整備などコスト削減効果等が寄与し88百万円、同11.0%の増益となった。

 今期10年3月期連結業績については、物流サービス事業売上高前期比8.4%の減収だが、下期市場環境に適応した原価改善が収益に寄与すると見込み前期比110.2%増益を、自動車サービス事業は、売上高同1.1%の増収を予想するも、営業利益は前期同様リースアップ車売却単価の下落等原価率が悪化、同21.3%の減益と見ている。その他の事業売上高は26.4%の減収となるが、人材サービス事業の収益改善が寄与し営業利益は52.9%増へ改善すると期待している。
 グルー全体では、売上高35,600百万円(前期比6.2%減)、営業利益500百万円(同113.5%増)、経常利益450百万円(同14.4%の増)、当期純利益230百万円(同19.7%の増)と減収増益を見込む。

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