
それによれば主力の医療機器部門において、海外売上高は急速な円高の進行を受け伸び悩んだものの、国内市場においては透析関連製品、注射・輸液関連製品などが好調に推移した。また医薬品部門においては経口剤、透析関連医薬品が伸長し、売上増加に大きく貢献した結果、連結売上高は前期比2.2%増の1,759億44百万円を達成した。
損益面については、粗利益率の上昇により、営業利益は前期比8%増の147億75百万円、経常利益は同2.3%増の98億90百万円、当期純利益は同1.7%増の45億30百万円を達成した。
今期は高齢化社会の進行や、DPC導入施設の増加、ジェネリック医薬品の普及促進政策といった追い風を受けて、医薬品部門を中心に業績の伸長が期待されることから、連結売上高は前期比2.3%増の1,800億円、営業利益は同1.5%増の150億円、純利益は同33.5%増の60億50百万円を見込む。
【株価診断】 本日発表された決算内容を好感し、現時点で一時1641円まで値を飛ばし、年初来高値を更新した。今期予想PERは17倍強と、1部銘柄としては非常に割安水準であるうえ、10年3月期は年間で16.5円増配の48.5円の配当を予想しており、直近株価での配当利回りも3%近くに達する。ここはまさに押し目買い好機。
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