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2009年05月15日

【来週の相場展望】トヨタ自動車、ホンダで中央突破を図ることができるかどうかが見所

 来週の相場展望 日経平均は、5月11日のザラバ9503円を高値に調整入りだが、その後の安値は9052円。9000円を割ることなく底堅い動き。今の動きから見る限り調整は軽いといえる。 
 来週は、@NYダウの動き、A円相場の動向、B売買代金の動向、などが注目される。NYダウもここから上の9000ドルにかけては厚い壁がある。米国消費の低迷、失業保険申請の増加、住宅の不振など、再び金融不安に「つながりかねない経済状況がちらついている。オバマ政権が誕生して100日を経過。期待されたほどの景気回復が見られないとなれば相場が息切れを起こす可能性を含んでいる。 
 最近のドル安・円高の傾向も、こうした景気の動きを含んでいるものとみられる。仮に、いっそうの円高が進むようだと、自動車株など輸出関連株には明らかにマイナス。しかし、輸出株に代わって、今の内需関連株が全体を引っ張るだけの力はない。売買代金が目だって増えて来ないことがある。市場に入って来ている資金は増えていない。限られた資金で、ぐるぐると物色のホコ先を変えている相場である。こうした、低調な売買代金の中では、動きの止まることがもっとも怖い。徐々に高値をつける銘柄が増え始めてくると資金の回転が効かなくなる。調整を余技なくされる心配を含んでいる。 
 このため、トヨタ自動車<7203>(東1)ホンダ<7267>(東1)などで中央突破を図ることができるかどうかが来週の見所だろう。


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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:52 | 株式投資ニュース