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2009年06月04日

国際計測器 究極の免震装置「アクティブ免震装置」開発

■需要は、自動車、鉄道、建築と多岐にわたる

国際計測器のホームページ 国際計測器<7722>(JQ)は、6月3日に前09年3月期の決算説明会をみずほインベスターズ証券本社で開催した。
 前09年3月期の連結業績は、5月15日に発表しているように、売上高95億400万円(前々期比8.0%減)、営業利益10億1800万円(同58.0%減)、経常利益11億1000万円(同47.1%減)、純利益7億5300万円(同39.9%減)と上場以来初めての大幅減益となった。
 代表取締役社長松本繁氏は、「09年3月期の当初の売上高予想は125億円だった。前年末の受注残は60億円あったので、120億円は軽く達成できる目標であった。しかし、昨年のトヨタショックにより受注していたものまで、キャンセルが発生し、混乱が生じ、ドタバタの決算で95億円という決算となりました。売上高が100億円未満というのは非常に不満です。まだ、受注は3分の1に落ち込んだままで、今期は新製品の売上を加え、売上高90億円と減収ですが、営業利益率、経常利益率ともに20%は何とか確保したい。」と語った。
 前期の売上が落ち込んだのは、リーマンショックの影響で、世界の金融不安が発生し、トヨタの売上が前期も今期も赤字と発表したことから、自動車関係の設備投資が一斉に縮小したことで、同社の売上が減少した。更に、利益率の低い研究開発用の案件があったことから、営業利益利率が23.5%から10.7%までに、経常利益率が20.3%から11.7%までに一挙に下がったことから、大幅減益となった。
 同社の開発力には定評があり、タイヤのバランステストメーカーとしては世界のトップ。世界の有名自動車メーカーとタイヤメーカーのほとんどが同社の製品を導入している。
 その技術力を活かし、世界初の電気サーボ加振機を開発して、研究用の試験機30種類を完成させ、車載型3軸同時振動試験装置は、既に日本の有名自動車メーカーに採用されている。また、フラットベルトタイヤ試験システムを使った大型試験機も日本の自動車メーカーへの販売が決まっている。この他、包装貨物評価用試験機の電気サーボモータ式包装貨物3軸同時振動試験装置も受注している。国内だけでなく米国、ロシア等の海外からも注目を浴びているが、中でも中国の関心が高く、中国全土の販売領域を5地域に分けて販売する計画も進んでいる。今期は10億円の売上を見込み、5年後50億円を計画している。
 今10年3月期連結業績予想は、売上高90億円(前期比5.3%減)、営業利益18億2000万円(同78.7%増)、経常利益18億円(同62.2%増)、純利益10億円(同32.8%増)と減収ながら大幅増益を見込む。
 今期の大幅増益も話題ではあるが、決算説明会の最後に、今後の国際計測器の飛躍が予想されるような、画期的な話が始まった。
 電気サーボ式の加振機を研究しているうちに、究極の免震装置といえる「アクティブ免震装置」を開発したという。自動車の有名メーカーも自動車の制振装置を開発するために、血眼になっている。また、新幹線の横ブレを無くすためにJRも研究している。ところが、同社では電気サーボモータ式の加振機のランダム波形を拾っているうちに、応用製品として免振装置を開発した。
 プロジェクターで写しだされた映像を見ると、1枚の板の上に免震装置を置き、その上にもう1枚の板を置きその上に水の入ったペットボトルを置いている。一番下の板を電気サーボモータで加振するとペットボトルの水も揺れる。そこで、免震装置を稼働させるとペットボトルの水は全く揺れなくなる。
 究極の免震装置を開発したことで、用途は多方面にある。まずは、新幹線の横ブレを無くす装置として開発されそうである。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 03:58 | IR企業情報