それにしても、公式ホームページぐらい模様替えしたらいいのに、指示がなければ何もしないというのか、新政権、新大臣の息吹を受け止めているところはひとつもなかった。それどころか、鳩山内閣のお膝元ともいえる内閣府のサイトでは午前中まで、麻生首相以下の閣僚名簿を組織図に載せているという『ていたらく』。厚労省などにいたっては、事務次官会見の禁止命令が出されているのに、堂々と『毎週木曜日次官会見を行います』との文言を掲載したまま、防衛省はトップページに浜田前大臣の大写しの写真を載せたまま、といった具合である。
他の官庁も新大臣の名前や初登庁の写真を載せるだけで、政権が変わり、行政も一新されるというメッセージを国民に伝えようとしていない。これでは100人の政治家を配したくらいでは、官僚組織は変わりそうにない。さてどうするのか。まずは政権党の政治力のお手並みを拝見することにしよう。
■大企業の「景況判断」は1年9ヶ月ぶりに上昇
そんな中、内閣府から「法人企業景気予測調査」の結果が発表された。この調査は内閣府と財務省が、全国の資本金1000万円以上の企業1万4000社余りを対象に3ヶ月ごとに行っているもので、今回は7〜9月までの分。それによると、大企業で「景況判断」を「上昇」と答えた企業から「下降」と答えた企業を差し引いた割合は、全産業でプラス0.3ポイントになり、これは1年9ヶ月ぶりのこと。
財務省などは、政府の経済対策で自動車や家電製品、半導体の生産が持ち直した結果と見ているが、大企業でも非製造業ではマイナス8.6ポイントであり、中堅企業ではマイナス15.7ポイント、中小企業にいたってはマイナス36.7ポイントと厳しい見方。また、「国内の景況判断」でも、大企業はプラス0.7ポイントと、前回の調査(マイナス22.4ポイント)より大幅に良くなっているが、中堅企業はマイナス18.2ポイント、中小企業はマイナス42.3ポイントと厳しい見方は変わらない。
景況感は少しずつ改善されているとはいえ、雇用や設備投資などの『不振』を考えると、本格的な回復基調には程遠い。このような中で、民主党が一歩でも政策運営を誤ると、『民主党不況』と言われ兼ねない事態も招来する。財源探しと財政出動だけでなく、しっかりとした経済政策を構えるべきではないだろうか。
◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!

































