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2009年09月30日

ユーシンは内外生産拠点強化の具体化策検討:受注次第で中国・タイへ

近況リポート


ユーシンホームページ ユーシン<6985>(東1)は受注増に対応した生産体制強化へ設備の増強を検討している模様だ。
 現在の主力工場は広島の海田・八本松両工場と浜松工場だが、東広島市内に新しい工場用地を取得し、海田・八本松工場を新工場に集約するとともに、生産効率のよい最新設備導入を図りたいというものだ。建設時期は景気落込みの解消が見込まれている2011年頃と見られる。海外拠点についても、受注状況の推移次第では、中国・タイ工場などへの投資時期が早まりそうだ。

■足元の動向は回復基調

 昨今の自動車生産台数の回復傾向に見られるように同社製品の納入実績も製品により底入れ時期は異なるものの、2月・3月を底に回復基調にある。主要取引先マツダに対する売上高は3月を底に毎月増加し8月現在では昨年10月以来の水準まで回復したようだ。その他国内自動車部門全体が2月を底に毎月売上高が上昇し、昨年11月水準まで回復し従業員も増加基調だという。
 海外については、ヨーロッパ(生産拠点ハンガリー)関係は創業以来一度も赤字になることなく高収益を維持しているが、VWへの新規納入に加え、BMWへもキーレスエントリーシステムの納入が最近内定したようだ。同工場の従業員も5月以来毎月増加している。
 中国は今期から第一汽車への納入が急増し、既に今上期、214百万円の売上実績を確保、下期もさらなる増加が見込まれるので、従来の収支トントンから利益面での成長が見込まれる。

■損益分岐点の低下に注目

 今期は社長直轄プロジェクト「購買先再編成活動」で調達先半減、3年間にコスト20%削減に取り組んでいるが、この夏6月には、給与体系の全面見直しを行うなど、社内改革も軌道に乗ってきたようだ。
 今期は原材料である亜鉛の価格が昨年に比べ低価格で推移したことは生産原価引き下げに貢献、また、現地調達、現地納入に徹していることもあり、急激な円高局面など為替変動の影響は比較的少ない。
 こうした状況から判断すると、損益分岐点の低下により、売上高次第ではコスト削減効果などで利益増に直結するだけに第3四半期並びに通期業績が注目される。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:03 | IR企業情報