■下期、近海・内航部門ともに売り上げ回復基調へ
川崎近海汽船<9179>(東2)10年3月期第2四半期連結業績は、売上高17,908百万円(前年同期比33.2%減)、営業利益793百万円(同76.0%減)、経常利益740百万円(同77.2%減)、当期純利益664百万円(同66.9%減)で利益面では9月11日の修正数値を上回った。森原明社長は業績説明会冒頭、「最悪期は乗り切った。」と述べ、リーマンショック後の世界的経済混乱がもたらした様々な課題克服への取り組み効果を示した。
下半期については「荷動き、市況は上期同様の横這い。国内定期航路を再編した効果に期待する。、前提となる為替レートは90円(上期実績比6円66銭高)、バンカー価格も47,000円(同3,175円高)とみているが、為替の90円割れ、燃料油単価の上昇などなお懸念がある。」と厳しい見通しを説明し、下期業績見込みを「売上高18,092百万円(上期比1.0%増)ながら、利益面では営業利益657百万円(同17.2%減)など上期実績を下まわる。期首発表を見送った中期経営計画は、経済情勢などがはっきりした時点で発表したい。」と述べた。
■上場以来の連続配当実施、今期も継続!
下期の部門別売上高の見通しでは、近海部門は不定期船が、石炭他の貨物は年度契約後半分を扱い安定しているが、定期船は往路(香港・海峡向けおよびタイ向け)で鋼材輸送は2Q以降順調に推移するが、復路は国内の低調な住宅建設着工事情などを反映し木材製品輸送量の低迷が続く。近海部門売上高は上期比3.1%の増加となる。
内航部門は、不定期船は石灰石専用船は安定輸送を確保、小型貨物船は粗鋼生産上向き転換で輸送量も回復を見込む。定期船では紙専用船が、堅調な荷動きが続き、釧路/日立航路は生乳中心に野菜等の荷動きがある。常陸那珂/苫小牧航路では消席率向上、北関東/北九州航路では新規貨物獲得を目指す。内航部門の売上高は同3.5%増加する。
上期好調に推移したフェリー部門は、トラック輸送量が上期と同水準に推移すると見ているが、冬場を迎え旅客・乗用車が季節的要因のために輸送量が減り売上高は6.4%減少する。
10年3月期通期連結業績見込みは、売上高36,000百万円(前期比25.1%減)、営業利益1,450百万円(同73.2%減)、経常利益1,300百万円(同74.5%減)、当期純利益950百万円(同66.5%減)を予想した。同社は95年の株式上場以来連続配当を継続しているが、今期も年間配当5円を実施する予定。
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