
業界内でも特に「金」に強いと定評ある同社は、貴金属取引の営業に特化して来たが、昨今の為替変動、並びに金価格動向が直接取引高増加に繋がり下期業績復調の要因になっている模様だ。
同社は14日、今期上期業績説明を軸に下期の経営方針などについて投資家説明会を開催したが、その際の現況並びに今後の展望について落岩邦俊同社社長は「上期後半より不安定な経済・金融情勢の中、安定資産としての金へのシフトをお勧めしてきたが、10月には史上最高値をつけ、金地金現物、金先物取引ともにフォローとなり、過去に現物を買っていただいたお客様は利益計算となっている。そうしたお客様は、下期の業績を大きく押し上げる力になるものと期待している。昨年秋からのテレビCM放映効果もあり、大きな流れとなってきた。環境動向にもよるが、拠点統合をはじめとする組織のスリム化、経費削減など効率化の効果も出始めているので、なんとしても通期決算において期初に見込んだ黒字転換を達成したいと思っている。」と、同社業績が大きく変化してきた近況を語った。(写真=今後の展望について語る落岩邦俊社長)

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