資生堂<4911>(東1)は16日、スイス連邦での事業強化を目的として、2010年1月に同市場で資生堂グループ製品の輸入・販売を手掛ける代理店の株式の100%を取得して、商号を「SHISEIDO S.A.(和名・資生堂スイス)」に変更し、営業を開始すると発表した。株式取得は、欧州エリアの持株会社「資生堂インターナショナルヨーロッパ(フランス・パリ)」が行なう。
「資生堂スイス」は、世界共通で販売するグローバルブランド「SHISEIDO」並びに資生堂の名前を冠さない子会社のブランド(「ノン資生堂」ブランド)を複数取り扱い、資生堂グループとして同市場での総合力を高め、インストアシェアの拡大を目指す計画。
3ヵ年計画の2年目となる2009年度の海外化粧品事業においては、「新規市場への事業拡大」と「既進出市場での事業基盤強化」を活動のテーマと位置づけ、ビジネススキームの強化に取り組んでいる。今年度は、新規市場への展開についてはエジプト、モロッコ、ラオス、アゼルバイジャンへ販路を拡大し、既進出市場においては、2010年よりギリシャで合弁会社、ベトナムで100%出資の子会社にて販売を開始する予定。
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2009年12月16日