伊藤園<2593>(東1)が2日発表した1月第3四半期の連結決算(5〜1月累計)は、売上高が前年同期比0.8%減となったものの、原価低減の推進や、販売促進費の効率的投下などのコスト削減策が効果を発揮し、営業利益が同21.6%増加、純利益も同35.9%増加する好決算となった。大引けの株価は1373円(3円高)。2月22日から小幅だが7日続伸となり、決算発表への期待を続ける動きをみせた。
■経常利益など通期予想を上回る推移を継続
この期間の売上高は2532億6100万円(前年同期比0.8%減)。主力商品である緑茶飲料が、嗜好性に合わせた幅広い品ぞろえ戦略によって販売数量は増加したものの、金額的には消費節約傾向を受けて低価格化の影響を避けられない状態が継続。こうした中で、紅茶飲料で新たな美味しさを提案した「TEAS'TEA NEW YORK」(ティーズ・ティー・ニューヨーク)や、原料から製法に至るまで、こだわり抜いた「TULLY'S COFFEE BARISTA'S CHOICE」(タリーズコーヒー・バリスターズチョイス)を発売するなど、グループ企業とのコラボレーションに基づく戦略製品を積極的に投入した。
こうした商品戦略に沿い効率的な販売促進費の投下などにつとめた結果、営業利益は101億300万円(同21.6%増)、経常利益は94億4500万円(同18.5%増)、などとなった。
4月通期の見通しは12月の中間決算発表で示した予想を据え置き、売上高を3355億円(前期比0.8%増)、経常利益を110億円(同6.0%増)、純利益を52億円(同9.1%増)としたが、第3四半期までの実績を通期の予想と単純比較すると、経常利益は通期予想の約86%を確保済みとなっており、純利益は約95%を確保。計画線を上回る好調さが浮かんでくる。
第4四半期も、2月の月次販売動向が売上高ベースでコーヒー飲料12%増、紅茶飲料196.2%増を示すなど、引き続き戦略製品の好調さがうかがえる推移となっている。
>>伊藤園のIR企業情報
◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!

































