■株価連動型配当制度に従って連続増配
リソー教育<4714>(東1)は12日、25円高の4775円と続伸した。11日大引け後に今2月期第3四半期(3Q)決算とともに、昨年7月の第2四半期配当の増配に続いて今度は期末配当の増配を発表、高配当利回り買いが拡大している。
期末配当は、3Q業績が、過去最高を連続更新して着地したことから、株価連動型配当制度に従って期初予想の85円を110円に引き上げ、年間配当は、2Qの100円と合計し210円(前期実績155円)に連続増配する。
なお、3Q業績は、前年同期比9%増収、32%経常増益、0.2%純益増益と増収増益転換した。少子化が続く厳しい経営環境下、トーマス武蔵小杉校を新規開校し、4校を拡大移転リニューアル、他塾と差別化の完全1対1の進学個別指導による高品質な教育サービスを提供したことなどが寄与した。
2月通期業績は期初予想に変更はなく、純利益は、15億2100万円(前期比10%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。
株価は、昨年10月の2Q配当増配をテコに700円高したが、PERはなお11倍台で、配当利回りも期末配当増配で4.3%と割安となる。一段の上値追いが見込まれる。
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2011年01月12日