■医薬品周辺領域での新規事業展開に大きな期待
ゼリア新薬工業<4559>(東1)は、米国 HemCon Medical Technologies Inc.(所在地:オレゴン州ポートランド、社長:Nick Hart氏)との間で昨年4月に結んだ、国内での止血・創傷処置材(一般医療機器)の包括的・独占的開発販売契約に基づく第一弾として、「ヘムコン バンデージ」、「ヘムコン ガーダケア」、「ヘムコン カイトガーゼ」の3品目を、同社の子会社、ゼリア商事株式会社(本社:中央区、代表取締役社長:株橋春樹氏)を通じて発売を開始した。
同社は、「ヘムコン バンデージ」、「ヘムコン ガーダケア」、「ヘムコン カイトガーゼ」および近日上市予定の「ヘムコン パッチ」の4品目を一般医療機器として厚生労働省へ製造販売の届出を提出、さらに今後、ヘムコンシリーズとして数品目を追加する予定。
ゼリア商事は、使用ニーズに応じた代理店を選定し、独自の販売ルートの確立に取り組み、ヘムコンシリーズ市場の構築を目指す。
HemCon社の製品は、甲殻類の殻から得られる天然物であるキトサンを素材としものであり、出血面(部位)に適応すると、プラス電荷のキトサンに、マイナス電荷の赤血球・血小板が引き寄せられて凝固する性質を利用して開発されており、医療機関だけでなく、様々なルートを通じての販売が可能な商品であることから、中長期的視点から見て同社グループにとって医薬品事業周辺領域における新規事業として、今後の展開が期待される。(写真=ヘムコン4製品)
>>ゼリア新薬工業のMedia−IR企業情報
◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!
2011年02月08日