■実名登録が特徴のフェイスブック
クローズドでプライベートな空間を目指すのか、グローバルな友達同士のつながりを目指すのか、特定の人とのつながりを目指すのか、知らない不特定多数とのつながりを目指すのか、新たな友達を探すのかなど、SNSにはそれぞれサイト運営者の思想や価値観の違いがあり、その仕組みや使い方にも特徴がある。フェイスブックの場合は、プライバシーや著作権の保護が課題という指摘もあるが、利用者が互いに顔写真付きで実名だから安心と感じることが人気の一因のようだ。ファンページで自分や自社に対する評価を知ることもでき、口コミ効果に加えて、効果的なインターネット広告や閲覧サービスも可能になる。

■広告・マーケティング媒体としては世界首位級の価値
またSNSの収益源は、サイトに掲載するインターネット広告からの収入が基本であり、フェイスブックの売上高は2010年12月期で約20億ドルの模様である。フェイスブックは、すでに世界で約6億人の利用者を抱えていることを勘案すると、広告・マーケティング媒体としては世界首位級の価値を持つとも言えるだろう。
フェイスブックは、独自のアプリケーションのほか、ユーザーが開発したアプリが数多く開発されフェイスブックのツールとして公開されている。代表的なアプリは「ツイッター(Twitter)」をフェイスブックと連動させたり、「ブログ」と連携させて表示させるアプリのほか、ゲームや写真や動画などを管理するアプリなど一版のソフトウエア並みの機能を備えた便利なものが数多く存在している。また、イベントを告知したり、スケジュールを管理する機能のほか、420文字を超えるテキストが投稿できる機能、リアルタイムでメッセージを交換できるチャット機能なども備えている。企業団体や有名人などは、「ファンページ」を作成して公開しており、日本でもビジネスで活用する企業が増えている。
【特集(1)】世界最大のSNS!『フェイスブック』のIPOは2012年?
【特集(2)】世界最大のSNS!『フェイスブック』が与えるソーシャル化の波!
【特集(3)】世界最大のSNS!『フェイスブック』の収益源は広告
【特集(4)】世界最大のSNS!『フェイスブック』に対抗する関連企業に注目
【特集(5)】世界最大のSNS!『フェイスブック』に対抗!新興勢力が台頭?
【特集(6)】世界最大のSNS!『フェイスブック』は企業が積極的に活用!
◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!


































