
そしてインフレ圧力を抑えるために、中国、インド、ブラジル、ロシアなどの新興国では利上げが相次いでおり、EUや英国でも早期利上げの観測が広がっている。
こうしたインフレリスクは、新興国の経済成長減速、原材料高による企業業績の下押し圧力、そして世界的な過剰流動性の後退につながるという警戒感が広がっているため、引き続き弱材料視される可能性があるだろう。
【株式市場のリスク要因を探る】
・欧州の財政不安問題=EFSFの具体策が焦点
・主要各国の金融政策=利上げ観測が売り口実に
・インフレリスク=新興国の景気に与える悪影響
・地政学リスク=原油供給に対する不安台頭
・国内政治情勢=衆院解散・総選挙を睨む
◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!