■1株純資産からみて割安水準
埼玉・千葉に展開する食品スーパー・マミーマート<9823>(JQS)は13日に第2四半期決算(2010年10月〜11年3月)を発表し、9月通期の業績予想を増額修正した。東日本大震災によって保存食品を中心とする商品に買い占めの動きがあり、売上高・利益とも当初計画を上回る進捗になった。
同社が13日に発表した第2四半期決算は、売上高が前年同期比6.3%増の437.8億円となり、営業利益は同45.1%増の12.5億円となった。1株純資産は1655円ちょうど。この推移を受けて、9月通期の予想を増額修正し、売上高を814億円から820億円に、営業利益は15.2億円から17.5億円に、純利益は4.65億円から10.50億円に、各々見直した。1株利益は43円07銭から97円26銭に増額修正した。
13日の株価は横ばい圏内での推移となり、一時1260円(10円高)まで上げ、終値は1235円(15円安)。1株純資産からは割安感が強い。東日本大震災では、発生前の1240円前後から3月16日に1030円まで急落したあと急反騰となり、3月23日に1285円まで上昇。その後は高値を1277円に横ばい圏内の相場となっている。
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2011年05月14日