16日前場の東京株式市場は、売買が全般低調。NY株式の反落や対ユーロで114円台に入る円高が手控え要因となった。福島第1原発1号機の燃料棒が意外に深刻な状態だったことをを気にする向きもあった模様。ただ、好決算銘柄や材料株を物色する動きは活発で、東証1部の値上がり銘柄数は415銘柄(約25%)となった。
日経平均は続落。朝方9559円33銭(89円44銭安)まで下げたあと小動きとなり、前引けは9587円85銭(60円92銭安)。
東証1部の出来高概算は8億8692万株、売買代金は5705億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は415銘柄、値下がり銘柄数は1130銘柄。
また、東証33業種別指数は6業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、空運、建設、精密機器、水産・農林、金属製品。
一方、値下がり率上位の業種は、その他金融、電力・ガス、鉱業、保険、証券・商品先物、鉄鋼、石油・石炭、海運、ガラス・土石、パルプ・紙、卸売り、輸送用機器、機械、などだった。
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2011年05月16日