★経常利益が期初の減益転換予想から増益転換
ブリヂストン<5108>(東1)は、47円高の1872円と3営業日ぶりに急反発し、5月12日につけた年初来高値1854円を更新している。
前週末13日大引け後に今12月期第1四半期(1Q)決算の開示に合わせて、早くも今期第2四半期(2Q)累計・通期業績の上方修正を発表、経常利益が、期初の減益転換予想から増益転換することを評価して割安修正買いが再燃している。
業績修正のうち12月通期業績は、期初予想より売り上げを100億円、経常利益を270億円、純利益を120億円それぞれ引き上げ、経常利益は1510億円(前期比2%増)、純利益は940億円(同5%減)とした。
1Q業績が、東日本大震災の影響で国内向け新車用タイヤが前年同期を下回ったが、米州で続伸し、原材料・素材価格の高騰に対応した製品価格の改定や費用抑制で大きく続伸して期初予想の2Q業績対比で高利益進捗率となり、2Q業績の上方修正とともに通期業績も上方修正した。
株価は、大震災発生でつけた年初来安値1506円から底上げ、連休明けからは同業他社の米グッドイヤーの好決算に連動して年初来高値追いと人気化した。売り長で逆日歩のつく信用好需給もサポートしなおPER15倍台の割安修正が続こう。
◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!
2011年05月16日