
前期業績は、前々期比3%増収、62%経常増益、2.1倍純益増益となった。海外ライセンス事業が、欧州向けを中心に大きく伸び、国内ライセンス事業も堅調に推移、テーマパーク事業が、東日本大震災による計画停電の影響で休館を余儀なくされたが、海外子会社からのロイヤリティ収入が24%増と大きく増加したことでカバーし上ぶれ着地した。
今期業績は、国内事業は引き続き低採算直営店舗の退店や人員配置の効率化を進め、海外事業では米国向けが伸びることなどから続伸を予想、純利益は、107億3000万円(前期比14%増)と市場コンセンサスを約1億円上回る。
株価は、前期業績の再三の上方修正や期末記念増配で上値を追い、大震災発生で1996円安値まで急落したが、中国でのテーマパーク事業展開観測報道などで急落幅をカバーし年初来高値2902円まで高人気化した。投資採算的には割高だが、大幅な売り長で逆日歩のつく信用好需給主導で材料株思惑を増幅しよう。
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