16日後場の東京株式市場は、前場に続き全般低調。円相場が対ユーロで114円台に入る円高となったため、欧州債務国の財政危機を懸念。また、主要銘柄の決算発表がヤマを越えてきたため、好決算銘柄の物色も峠を越えたとの見方。ただ、中小型の好決算銘柄や材料株の値動きは活発で、東証1部の値上がり銘柄数は315銘柄(約19%)となった。
日経平均は続落。前場に続き軟調なまま横ばい相場を続け、14時過ぎに9552円86銭(95円91銭安)まで下げ、大引けは9558円30銭(90円47銭安)。
東証1部の出来高概算は18億147万株、売買代金は1兆2280億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は315(前引けは415)銘柄、値下がり銘柄数は1265(前引けは1130)銘柄。
また、東証33業種別指数は4業種(前引けは6業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、建設、水産・農林、精密機器。
一方、値下がり率上位の業種は、電力・ガス、その他金融、鉱業、証券・商品先物、鉄鋼、石油・石炭、海運、保険、機械、パルプ・紙、サービス、不動産、金属製品、輸送用機器、卸売り、ガラス・土石、などだった。
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2011年05月16日