■2ケタ増収に加え、原価率0.62ポイント、販管費率2.75ポイント低下で大幅増益
カーテンレールでトップシェアのトーソー<5956>(東2)は、16日に前11年3月期連結業績を発表した。売上高208億3200万円(10年3月期比13.0%増)、営業利益9億7500万円(同4.02倍)、経常利益9億5300万円(同5.55倍)、純利益8億2900万円(同4.64倍)と2ケタ増収大幅増益を達成した。
同社の業績に大きく影響を与える新設住宅着工戸数は、10年4月から12ヶ月間累計で81万9000戸(同5.6%増)に回復したことから、室内装飾関連事業の売上高は204億6100万円、セグメント利益は8億9900万円と増収増益となった。一方のその他の事業は、介護用品の販売が好調であったことから、売上高3億7000万円、セグメント利益7700万円と増収増益となった。
2ケタ増収に加え、原価率が0.62ポイント、販管費率も2.75ポイント低下したことにより、営業利益以下が大幅増益となった。
■株価は出遅れ歴然で今後の反発が予想される
カーテンレールではシェアトップであるが、更にその比率を高め、ブラインドでも新商品を次々と開発し、展示会等を通じて販促活動を行っている。
今12年3月期連結業績予想は、売上高210億円(前期比0.8%増)、営業利益11億円(同12.8%増)、経常利益10億5000万円(同10.1%増)、純利益6億円(同27.7%減)を見込む。
16日の株価は、2円安の370円で引けている。前期一株当り利益75.87円で弾くPERは4.8倍、PBR0.43倍。出遅れ歴然で今後の反発が予想される。
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2011年05月16日