18日後場の東京株式市場は、全般一段高。ユーロが持ち直し欧州債務国への懸念が後退した上、自動車・半導体業界で大震災の被害を受けた工場の生産正常化が早まる動きになり、全体に買い安心感が広がった。大手銀行株が堅調で、不動産株も堅調。前場は軟調だった自動車株が堅調に転じ、材料株物色も活発。東証1部の値上がり銘柄数は1338銘柄(約80%)となった。
日経平均は続伸。一段上値を追う形でジリ高傾向となり、大引けは9662円08銭(95円06銭高)。
東証1部の出来高概算は18億3474万株、売買代金は1兆2430億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は1338(前場は1238)銘柄、値下がり銘柄数は224(前場は275)銘柄。
また、東証33業種別指数は32業種(前引けは31業種)が値上がりし、安い業種は海運のみ。値上がり率上位の業種は、鉱業、銀行、その他金融、不動産、空運、食料品、卸売り、ガラス・土石、その他製品、建設、情報・通信、精密機器、パルプ・紙、化学、陸運、など。
また、値上がり率の低い業種は、輸送用機器、ゴム製品、医薬品、金属製品、電力・ガス、保険、繊維製品、などだった。
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2011年05月18日