米調査会社ディスプレイサーチは5月に、世界の太陽電池パネル製造装置への設備投資額が、2011年には2010年比41%増の152億ドルになるとの予測を発表している。中国や台湾の太陽電池セルメーカーが、需要の急増に対応して、特に薄膜型太陽電池パネルへの設備投資を積極化するためとしている。
なお、集光型太陽光発電システムは、太陽光をレンズや鏡で集めて、太陽電池の発電素子に従来の500倍以上照射できるシステムであり、砂漠などの日照時間が長く日射量が多い場所や、大規模太陽光発電所(メガソーラー)などで、発電効率を高めてコストを抑えるために有効とされ、商用発電所への採用が始まっている。米アモニクスが世界最大手とされ、日本では大同特殊鋼(5471)などが手掛けている。またクラレ(3405)も集光レンズ分野に参入し、米アモニクスへの供給を開始した。
また太陽熱発電は、鏡などで集めた太陽光の熱を使って蒸気を発生させ、タービンを回して発電する仕組みである。太陽光発電に比べて設備が大掛かりで初期投資も膨らむが、発電効率は太陽光発電より高いとされ、中東などで大型発電所の建設が計画されている。
主要関連企業としては、ウエストホールディングス(1407)、ミサワホーム(1722)、パナホーム(1924)、大和ハウス工業(1925)、積水ハウス(1928)、三晃金属工業(1972)、東洋紡(3101)、日清紡ホールディングス(3105)、クラレ(3405)、SUMCO(3436)、住友化学(4005)、日本化成(4007)、トクヤマ(4043)、カネカ(4118)、三井化学(4183)、三菱ケミカルホールディングス(4188)、積水化学工業(4204)、サニックス(4651)、昭和シェル石油(5002)、ブリヂストン(5108)、旭硝子(5201)、日本板硝子(5202)、東海カーボン(5301)、新日本製鉄(5401)、神戸製鋼所(5406)、大同特殊鋼(5471)、三菱マテリアル(5711)、フジクラ(5803)、オーナンバ(5816)、エヌ・ピー・シー(6255)、東芝(6502)、三菱電機(6503)、富士電機(6504)、田淵電機(6624)、オムロン(6645)、ジーエス・ユアサコーポレーション(6674)、NEC(6701)、アルバック(6728)、パナソニック(6752)、シャープ(6753)、ソニー(6758)、フェローテック(6890)、京セラ(6971)、三菱重工業(7011)、川崎重工業(7012)、アイシン精機(7259)、本田技研工業(7267)、リンテック(7966)、伊藤忠商事(8001)、丸紅(8002)、高島(8007)、蝶理(8014)、三井物産(8031)、東京エレクトロン(8035)、住友商事(8053)、三菱商事(8058)、伊藤忠エネクス(8133)、東京ガス(9531)、大阪ガス(9532)、ソフトバンク(9984)などがあるだろう。(終)
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(2)さまざまな発電方式の種類が開発・量産
(3)勢力図も激しく塗り替わる世界の太陽電池セルメーカー
(4)住宅用太陽光発電システム市場の推移は拡大基調
(5)国内の太陽光発電システムの市場規模
(6)大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設も活発化
(7)太陽電池セルメーカーなど主要な関連企業
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