
ただ、原燃料価格が想定を下回り、固定費削減の効果も加わり今3月期中間決算については営業利益を期初の11億円から17億円に上方修正した。第1四半期で中間決算の75%を稼ぎ出しているだけに、再び増額に進む余地は十分である。今3月期通期については営業利益31億円と前期比19.3%減益を見込んでいる。
会社側では原燃料価格の上昇や円高、東日本大震災の影響など、依然として先行不透明なため、現時点において修正を行っていないとしており、先での修正に含みを持たせている。
PBRが0.4倍と割安で、配当利回りも3.4%と高いだけに、株価がさらに下値を指向することは考えにくい。現行水準で値固めしながら、業績動向をウオッチする展開が想定される。
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