人気化しているオリンパス<7733>(東1)の週末2日の終値は1067円、前の週に比べ40円安。週足チャートは、去る、11月11日につけた歴史的な安値424円からのリバウンドの場面。週足では、当週まで陽線が3本連続。この間、11月25日には1276円と安値から3.0倍の急伸。急落後に急リバウンドした東京電力<9501>(東1)を彷彿させる。その東京電力のケースでは安値148円からの戻りは4.3倍に達していた。
このため、オリンパスも東京電力株比較で、なお上値余地があるとの見方も根強い。しかし、暴落の原因が、東京電力は、「自然災害」だったのに対し、オリンパスは「インチキ」という大きい違いがある。上場廃止されても仕方のない悪い行為。いまだに第2四半期(4〜9月)決算が発表されていない。その期限、12月14日が近づいている。しかし、「期限に合わせて発表すればしたで、あれだけの大きい事件の後だけに、本当の数字だろうかと、また疑いの目でみられる」との見方もある。
ただ、空売りが多いことと、師走相場特有の主力を手がけ難い地合いということを考慮すれば13週線の位置する1570円程度まで戻す可能性は残っている。そこまで上昇すれば安値424円からの上昇率は3.3倍、東京電力のケースに少しは近づく。仮に、そこまであったとしても、持続力は難しそうで、「上ヒゲ足」で終る可能性がある。一般投資家は近づかないのが無難。むしろ、保有しているなら、社会的問題を引き起こした銘柄だけに戻れば手放すのがよいだろう。
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