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2011年12月12日

【注目の決算発表】日東製網は高値更新、業績上方修正で極低位値ごろの復興関連株買い増幅

注目の決算発表銘柄 日東製網<3524>(東1)は12日、50円高(ストップ高)の160円と2日間の変わらずも含めて6営業日続伸し、3月25日につけた年初来高値127円を一気に更新した。東証第1部の上昇率ランキングでもトップに躍り出た。

 前週末9日大引け後に今4月期第2四半期(2Q)累計決算の開示に合わせて、その2Q累計業績と4月通期業績の上方修正を発表、極低位値ごろも手掛かりに東日本大震災の復興需要関連株買いが増勢となっている。

 業績修正のうち4月通期業績は、期初予想より売り上げを25億円、経常利益を1億5000万円、純利益を5000万円それぞれ引き上げ、純利益は、1億5000万円(前期は2億7800万円の赤字)と黒字転換幅を拡大する。

 2Q累計業績が、大震災の影響で前期に納品できなかった売り上げの計上に加えて、漁船や定置網などに復興需要関連の売り上げ計上が加わったことで上ぶれ、これを踏まえて下期計画を見直し経費削減策を検討して通期業績を上方修正した。なお、上方修正幅は、2Q累計業績より通期業績の方がやや小幅にとどまっている。

 株価は、大震災発生でつけた年初来安値69円から震災特需思惑で同高値までリバウンドしたあと1株純資産85円水準で小動きが続き、第1四半期の黒字転換業績を評価して100円台を回復した。投資採算的に割安感は乏しいが、極低位値ごろを最大の株価材料に集中人気化が予想される。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:22 | 決算発表記事情報