■観測報道に株価は反応済みで予想は分かれる
ミサワホーム<1722>(東1)は13日の夕方、重点政策「財務基盤の強化」に基づき、日本政策投資銀行あてに145億円の優先株式を発行し、同時に資本金の額及び資本準備金の額を減少して「その他資本剰余金」へ振り替え、さらに、これらによって得られる剰余金をもって、
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)の三菱東京UFJ銀行が保有する優先株式(払込金額の総額約470億円)を自己株式として145億円で取得し、消却すると発表した。新規に発行する優先株式についても、将来的には早期に買入消却を検討していくとした。
これについては、同日の朝、三菱東京UFJ銀行が保有する優先株を一括消却する方針を固めた、と日本経済新聞で伝えられ、会社側は、朝のIR開示で「当社が発表したものではなく」「決定した事実もない」とした。
株価は朝から急反応を示し、朝方ストップ高の629円(100円高)まで上げたあとも600円台で強調推移となり、終値は610円(81円高)。本日は、7月につけた年初来の高値633円に急接近したところでストップ値幅に引っかかった。市場には、これを更新する相場に期待が出ている一方、今回の発表は、既存の優先株を消却するために新たな優先株を発行する形のため、株価材料としては地味になったとの見方もある。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 19:01
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