
住金の株価も、3円安の137円と反落した。経営統合は、来年4月に合併契約を締結して10月1日に合併、合併比率は住金株式1株に新日鐵株式0.735株を割り当て交付する。「総合力世界No.1の鉄鋼メーカー」として、グローバル展開などを強化、年率1500億円の統合効果の実現が期待されることになる。
株価は、今年2月3日の経営統合に向けた検討開始発表で年初来高値328円まで41円高したが、その後は、東日本大震災発生、円高進行、世界的な金融不安、景気減速懸念などが響いて200円台下位での下値もみ合いが続き、9月に両社で統合基本契約書を締結したが、年初来安値165円まで急落、30円幅の底上げをしている。2月の41円高の理想買いが、現実買いに変わるか、注目ポイントとなってくる。
◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!